混同しがちな『理由』と『言い訳』
何かをやらかしたときや、逆に何かやるべきことをやらなかったときに、「なぜそういうことが起きたか」ということを話し合うことがあります。
よくあるのは以下のようなときですね。
・上司と部下で「やるべき仕事をやるやらない」
・恋人同士で「家事をやるって言った言わない」
・友達同士で「この日に飲もうぜ→やっぱ行けない」
お互い言い分はあるでしょうし、次に同じようなことを起こさないためにも、原因を知っておくことは大事です。
そういったときに、『理由』を述べる必要はありますが、ついつい『言い訳』をしてしまいがちです。
▼ 自分の非を認めて何も言わない人
「自分が悪いから」と非を認めるのは潔いかもしれませんが、そこで終わってしまって理由を述べない人が います。
自分に責任があると認めるのは良いと僕は思いますが、何も言わないと、「理由が知りたいだけなのに!」と思っている相手はさらに気になってしまい、もしかすると余計怒らせてしまうかもしれません。
自分に非があることは認めつつも、お互い改善するためにも『理由』は言った方が良いでしょう。
▼ ついつい言いがちな『言い訳』
ただ、批判を逃れたり、努力を惜しむのを正当化するように悪い『言い訳』をしてしまうことをしてしまう人は多いです。
僕も、『理由』を述べているつもりがついつい『言い訳』になってしまっていることはあるので、気を付けるようにしています。
ここで言う『理由』と『言い訳』に、明確な言葉の定義はないのかもしれませんが、自分のサボりやちょっと嫌だなと思うことから逃れようとしているとき(つまり逃避しようとしているとき)に出るものは『言い訳』だと僕は感じます。
▼ 体調不良は最も使いやすい『言い訳』
遅刻や欠席の際に、よく『理由』として体調不良と言ってしまうことも多いかもしれませんが、「体調不良は最も使いやすい『言い訳』」だと僕は教わりました。
何故なら、「体調不良のため、急な連絡で申し訳無いですが、本日はお休みします」と言ってしまえば、相手からすると「お大事に」としか返せません。それが、心の中では「ホントは何となくめんどくさくて行きたくないだけなんだけど」と思っていてもです。
そもそも、仕事などで「自分がいなければ仕事がまわらない」と思っている人は、そうそう体調不良で休むことすら少ないはずです。自己管理を徹底していますし、もし本当に予期せぬ体調不良を起こしても、「少しくらいなら」と無理してでも行って止められることになるはずです。
体調不良であったり、下手に嘘をついて『言い訳』するよりかは、正直に「寝坊しました!」とか「他の予定を優先させたいからまた別日程にさせてください!」等と『理由』を言ったほうが、相手からすると気持ちが良いです。
『言い訳』をする人は、相手からも信頼を失いますし、実は自分の自身も失っていくようになるので、注意が必要です。
僕自身、何か起きた際にも『言い訳』をせずに『理由』を述べるようにして、物事を改善させていくようにします。