3桁の出席番号からクラスを取り出す【EXCEL教員便利術001】
この記事はこんな困りごとを解決します!
出席番号(学籍番号)が3桁のデータから特定のクラスの子を選べるようにしたい!
名前の一覧はあるけど、クラスごとに分けたい!
様々な学年の生徒の一覧を学年ごとに一覧にしたい!
今回のスキルシェアは
「ひとまとめになった数字のデータから必要なデータを抜き出す方法」
をご紹介します!
結構簡単な数式ですが、知らない人が意外と多いのでこの数式を初回に選びました。よろしければ、お付き合いください。
left(right)関数を使うのはどんな時?
今回紹介するのはleft関数とright関数です。下の図をご覧ください。1組1番が101となってますよね。
この表が6組まで続くと考えましょう。この中から1組の生徒だけを選ぶためには、A列にクラスが表示されればフィルターで1組の生徒だけを選ぶことができます。
では、A2のセルにどのような式を入れれば良いでしょうか?
=left(C2,1)
たったこれだけです。
後は下にコピーしていきましょう。
left(right)関数の説明
例 =left(①C2,②1)
left(right)関数は①で指定したセルから②で指定した文字数だけ取り出す関数です。
leftとrightの違いは左から文字数を数えるか、右から文字数を数えるかの違いです。
こんな使い方もできます!
クラスの中の番号のみを取り出したい時
=right(C2,2)
ワンポイントアドバイス
これらの関数で得た数値を使ってさらに何かするってことありません?そこで、ワンポイントアドバイスです。次の表を見てください。
数式が少しだけ違います。
①は1組の1を取り出して✕1をしています。
②は1組の1を取り出しただけ。
③も②と同じですが、1組の1が半角です。
実は、left(right)関数は②と③の全角半角がそのままだったように結果を文字列として表示します。EXCELは数値を扱うソフトです。せっかくの数値が文字列になると他の数式と組み合わせた時に思うように認識されないことがあります。想定した通りの計算をしなくなる(EXCELが苦手な人が良くつまづくポイント!)と困りますよね。
今回のワンポイントアドバイス
「left(right)関数には✕1をして数値として結果を取り出そう!」
ただし、数値を取り出す時だけですよ。
今回もスキルシェアにお付き合いいただき、ありがとうございました。ささやかですが、誰かの役に立てれば幸いです。
「EXCELでこんなこと出来たらいいな!」ってことやこの記事の感想があればコメントでお知らせ下さい。今後の参考にさせていただきます。