いじめに対する姿勢【教師の志012】

この記事ではこんなことを考えてみます！

• いじめアンケートの意味

• いじめを防ぐために大切なこと

　今回は、いじめアンケートを取る意味やいじめを防ぐ方策について考えたいと思います。僕が生徒の頃からいじめアンケートはありました。たぶん、途中から取るようになったと記憶しています。ですが、その時はLHRの中でみんながいる中で書いていました。そして、当時の僕はこう思っていました。「教師のアリバイ作りのためのアンケートなんか意味あるかよ」と。
　なので、僕は何も書いていませんでした。今だと何も書かずに出したら間違いなく話を聞くなりアクションを起こしますが、当時は何も聞かれること無く終わりました。

誰のためのアンケート？

　当然、僕も教師としていじめアンケートを取ります。その際は「必ず家で落ち着いて1人で書きなさい」と言うことと「中が見えないように封筒に入れて出しなさい」と言うことは徹底しています。そして、出してきたアンケートはもちろんですが、封筒も含めて隅から隅まで確認します。何か生徒からのSOSがあるかも知れないからです。
　僕が学生だった昔と違って、昔に比べればこのアンケートは生徒のためのものになったとは思います。ですが、学校で行ういじめ対策としてはアンケートだけでは足りないとも感じています。
　もちろん、これで発見することができるいじめも存在はしています。だから無駄とは思いません。むしろ、これだけではなく他にもいじめを防ぐための策や、見つけるための策を講じていくことが大切なのだと思います。　

何をすれば良いのか？

　残念ながら、みなさんにお示しできる明確な答えを僕はまだ持ち合わせていません。ただ、1つ言えることは生徒との関係性をより多く、より深く築いておくことで、いじめの予防や早期発見につながると思っています。「悪いことはお天道様が見ている」なんて言ったりしますが、お天道様じゃなくても、周りの誰かは見ていたり、気付いていたりするものです。それを、生徒との関係性を築いておくことで、より早く知ることが出来るのではないでしょうか？また、生徒に「いじめを絶対に許さない」と言うスタンスを示しておくことで予防にもなると思います。
　そういう積み重ねをする事がとても大切なことだと考えます。生徒が安心して、安全に過ごせる教室を作りたいものです。

　今回もスキルシェアにお付き合いいただき、ありがとうございました。ささやかですが、誰かの役に立てれば幸いです。
　「こんなことを考えてみたい！」ってことやこの記事の感想があればコメントでお知らせ下さい。今後の参考にさせていただきます。