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円キャリー取引にまつわる考察(後編)

もはや「05~07年」とは「別の通貨」
前回のnoteでは「円キャリー取引を背景とする円安バブルが崩壊した」という解説に関し、やや否定的な目線から議論を展開してみました。特に、前回円キャリー取引が騒がれていた2005~07年に関し、国際収支統計を基軸とした比較分析を行いました:

詳しくは上記noteをお読み頂きたいと思いますが、国としての発展段階が明確に異なる以上、当時の経験から引き出せる事実も決して同じでは無いと考えるのが真摯な分析姿勢ではないかと思います。今回も需給分析を基軸とした上で、来たるFRBの利下げに対して円相場がどのように反応しそうなのか。それは過去とはどう違ってきそうなのか。議論したいと思います。

ちなみに本日のテレビ東京「モーニングサテライト」ではこのテーマについてしっかり解説させて頂いておりますので、オンデマンド視聴できる方はそちらを見て頂ければ、前回と今回のnoteを通じた大まかなあらすじが理解できるかと思います:

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