人生の4次元地図の作り方ー思い出と閃き
地図
【地図】と聞くと 最初に浮かぶビジョンはなんだろうか?
今はナビがあるので、道案内地図を開くことは減ったと思うが、いろいろなタイプの地図がどんどん増えている。観光地図、国の地図、世界地図だけでなく、人口分布地図、火山地図、防災地図、地形地図。最近の流行りでは、マインドマップ。
新しい言葉ではないかもしれないが、【人生地図】をご紹介したい。それを4次元的にイメージができると 選択的未来透視にも役に立つ。
簡単に言ってしまえば、「過去の集まりが現在」。それだけ。ただ、前提条件として「未来は不確定」なのが人生地図だ。それは過去を一望でき、ご縁が繋がって今が在ることが見える。そして、まだ現在に繋がっていない過去の点たちは、未来の「今」と繋がるのだ。すると、それを片手に前を視て横を見れば、自ずと人生の次の岐路が観えてくる。細かく見えてくる。
大きな決断をするときにも後悔しないようにもなるし、たとえ選択したことに後悔したとしても、「自分が選んできたことだから」と、懐かしく思えるぐらいの後悔にしかならない。(死ぬ頃には)
【地図】というものは、本来、すべて観察し、体験した記憶の残像のマッピング。
どの位置関係にそれがあるかという 点を点を置き、それが繋がっている様子が判り、人口や経済のことも判る。またマインドマッピングとなれば、ブレインストームで一見関連性のない事のようなものでも、出発点を自分を視点にすべての関連性を見つけ、つながりによっては要不要が判り、自分のあげたテーマや問題点を整理することが可能である。
人生地図では、観測や体験して思い出ことを過去【記憶】を点とし、現在【新しい記憶】の点が 無数にできる。新しい点は すぐに過去の点になる。ところが、閃きということが起きると、過去の点と今の点が繋がり、全く【別の記憶】が生成される。 それができるのは、4次元の地図だからなのだ。2次元では、ただ時間は過去から未来に進むだけだ。3次元は配置は二次元上の関係性によってのみとどまるため、繋がることはできない。ただ4次元になると、相関図が自由に伸び縮みしながら、新しいコンステレーションを作り上げてその【地図】が立体に観えてくる。
出発点を最初のDotにして、西に100キロ、南に50キロ移動した時にそこに何があったかということを、「記録」した時に、第2点の印ができる。人生地図が必ず 未来への一方通行ではなく、時空を超えて繋がる4次元地図であることが解る。 目標に向かう道順を調べるためにも、すべての人生の足跡を点として、点と点を結び付けることで、地図全体が出来上がりどんどんその地図は変化し続ける。
私は、不確定未来論者であって、「人生は死ぬまで道を選び続けること」だと思っている。【出逢い】それが、道を選択したことでの結果が生まれる【点と点】が繋がる 大きな絵が浮かび上がってくる。
人生地図
スティーブジョブスの 有名な演説である。
”Again, you can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backward. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.”
繰り返しになりますが、前を向いて点を結ぶことはできず、後ろを向いて点を結ぶことしかできません。だから、あなたの未来では、点と点が何らかの形でつながることを信じなければなりません。あなたは何かを信頼しなければなりません - あなたの直感、運命、人生、カルマ、何でも。このアプローチは私を失望させたことがなく、私の人生に大きな違いをもたらしてくれました。 【DeepL 翻訳】によって翻訳しました
Stanford Report, June 14, 2005
'You've got to find what you love,' Jobs says
この、スティーブ・ジョブスの点と点を結ぶということが、まず【人生地図】そのものを言い表している。 前回のnoteで例にあげたビル・ゲイツは、未来予想図に大きな枠の中にいくつもの実現可能なものを見出し、そこへ辿りつける道を作るという【未来ターゲット思考】だ。 その反対に スティーブ・ジョブスは【今】を【点/Dot】と考え、過去も未来もすべての【点】が時空的に点在しには 直線上ではないことが解る。
前回の掲載した「未来は選択かターゲットか」をご参考していただければ有難い。
人生地図とは、自分の「気づき」「体験」が小宇宙空間に点在している4次元的なもの。そして、その沢山ある点点が、「閃き」という電光石火のごとく繋がった瞬間、自分自身の現在位置を明確にしてくれる。
何を体験しても、何を選択しても、必ずそこは「点」として残る。
そしていつか、それが道が出来上がったとき、脳内で新しい思考回路が生まれる。
何がどこでどう繋がるのかわからない。それが4次元的な出来事の関係性なのだ。【点】として残る体験や思い付きが、沢山あればあるほど、線はつながり更なる緻密で豊な人生地図をになっていく。人生地図は自分史でもある。
例えば、明石家さんまさんや、高倉健さん、八千草薫さんなどの著名人。多くの方々は一つ一つの【点】を大切にしている。 自分と他人を同じように大切にできる人達なのだと思われる。こういう人たちには後悔は少ない。人生地図が常に4次元的に【今】として映っているからである。
もともと、芸に秀でた人というのは、人間という肉体を最大限に有効利用して生きていると感じられる。それに心が一つになっているからこそ、体の使い方も上手なのかもしれない。
いろいろと体験して、一つ一つに何かしら気づけばよい。
特段、著名人にならない生き方だって良い。どうしても業界のパイの大きさは決まっているようだから、世代交代もしくは、新天地で自分の居場所が見つかって活躍でいればよい。
私の人生地図は大雑把なので、ひとつひとつの【点】を大切にできてこなかった。 もったいないことをしていると、自分も判る。 辛い辛くない問わず、少数のお気に入りの過去にとらわれすぎて、もっと全体的に見渡すことができないし、その過ぎてしまったことを傍観している自分がいる。
または、活躍という言葉も選択しない生き方。楽しく生きられたらそれもまた良し。 社会がどう判断するかということではなく、自分が満足であればそれでいい。人生なんて自己満足が一番なのだから。その自己満足が他人を傷つけない限りは。
今日はここまで。
後悔を最小限に減らしながら、人生を作る一つの手段として、人生の4次元的地図の作り方をお話してみました。
スティーブのスピーチは、まさに人生地図の作り方なのだ。
前を向いて点を結ぶことはできず、後ろを向いて点を結ぶことしかできません。だから、あなたの未来では、点と点が何らかの形でつながることを信じなければなりません。あなたは何かを信頼しなければなりません - あなたの直感、運命、人生、カルマ、何でも。
結ぶ能力に長けている人はスティーブ・ジョブスのような仕事をすることができるかもしれないが、わざと結ぶ必要はない。
今日偶然、コンビニで見つけた中野信子さんと山口真由さんの対談集を含めた勉強方法についてまとめている本「超勉強力」に通じるところがあると思った。 私は中野信子さんの考え方の方が判りやすい。
【閃き】を大切にし、【閃き】を信じて行動すれば、それは必ず、面白い未来に繋がる【点】になる。【点】が多ければ多いほど、面白い未来になる。
もちろん、陰陽のバランスが崩れれば、選択肢はハードルが高くなっていくだろうから、できるだけ、自分が楽しいと感じることを優先に体験してほしい。「解っちゃいるけど」 という声も聞こえる。
基本的にやりたくないことはやらなくていい。
いつかは、そんなにやりたくないことじゃなくなっている場合が多いから。
できないことも多い。「できないことは頑張ればできるようになる」ということでもない。できないことでも、楽しくなればできるようになる。
楽しいことは努力しないでも、続けれられると。
「頑張るとか、努力する」というのは、好きじゃないことを無理にしているからそういう言葉が出るのだろうと東京大学の中邑教授が言っていたのを主出した。
ハードな人生に立ち向かうのが好きな人もいる。それもよい。
ゆったりと、目の前にことだけどうするか考える人もいる。それもよい。
どちらにしろ、選択するときは多かれ少なかれある。いつか自分が背負えないほどの後悔しない生き方の一つとして、人生4次元地図がお役に立てたら面白い。
〇自分の「経験」「気づき」「疑問」「ワクワク」はいつか未来で繋がっていく
〇自分が気になることは、トライしてみよう
〇人生何をしても無駄にはならない
〇最期に「思い残すことはない」と言える人生が良い
天野Sagjo