快挙達成に思う。〝驚ける〟人ほど楽しめる。
ちょっと日にちが経ってしまったけど、オリックスファンとしてこの話題を書かないわけにはいきますまい。
山本由伸投手、ノーヒットノーラン達成!
史上86人目、97度目の快挙でした。おめでとうございます🎉🎊🍾
最終回、森選手との勝負が最もしびれる場面でした。あのストレート、お見事すぎる😲 なんて球を投げるんですか。
ギレン・ザビが見ていたら、こう言ったことでしょう。
「敢えて言おう、カミであると!」
中継を見ていた僕は大興奮。だって、生まれてから推し球団の投手がノーノ―を実現したのは今まで4回しかないんです。
そんな歴史的な場面に、狂喜乱舞しないわけないでしょう?
でもね……。
世の中のリアクションはちょっと違ったんですよ。
「またノーノ―?」
なんと、あまり驚かれていない!
確かに今シーズンだけで4人目、しかも1人目が完全試合でしたから、感覚がマヒしてしまっても仕方ないのかもしれません……。
しかし、それってヒジョ~~~にもったいない!
だって、すごいことに対して〝驚ける〟方が楽しくないですか?
僕はある人物を見て、その思いを強くしました。
競泳の元日本代表・萩野公介さん。
実は今、世界水泳のキャスターに初挑戦しているんですが、とにかく〝驚ける〟し、楽しそう。
象徴的だったのが、競泳初日の400m個人メドレーです。
(↑)6:00くらいからご覧ください。
驚異的なペースで泳ぐフランスのマルシャン選手を見て、解説を務めていた萩野さんはヒートアップ。次第にボキャブラリーが崩壊していきます。
承太郎の「オラオラオラオラオラオラ」
ディオの「無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
そして、萩野さんの「イヤイヤイヤイヤイヤイヤ」笑
〝怪物〟フェルプスさんが2008年に出した世界記録4分03秒84に迫る、4分04秒28の大会新。20歳が見せた大いなる可能性は確かにすごかったんですが、ここまで〝驚ける〟とは。
実は〝驚ける〟って、VTRをつくる上でも重要なんです。
ネタに対して如何に〝驚ける〟か。伝え手がおもしろがらないと、受け手の感情は揺さぶられないわけですから。
実際、萩野さんへの反響はすごくて、記事にまでなっていました。
だから、僕も敢えて驚かせてください。
「ノーノ―達成?」
「イヤイヤイヤイヤイヤイヤ、ほんとにすごい、これは!」
「きょうから君は山本由伸ではない。山本由神だ!」