マガジンのカバー画像

70s

18
70年代の名盤を紹介。
運営しているクリエイター

#AOR

Lemuria - S/T (1978)

ハワイアンAORの大名盤!元KalapanaのKirk Thompsonが中心となって結成されたLemuria。大人気曲のブラジリアン・ダンサー「Hunk of Heaven」はもちろん名曲中の名曲だけど続く「All I've Got to Give」が大好き。柔らかいエレピとフルートの音色に溶け込むフリー・メロウ・ソウル。他曲もまどろむような曲多し!ジャケのごとく天に召されそうな幸福感・・・メロウ好きにはたまらん一枚!

Laura Allan - S/T (1978)

後にリリースされる桃源郷的New Ageの名盤『Reflections』でも知られるLaura Allanの1stアルバム。裏Valerie Carterなんて呼ばれ歌声も美しく素晴らしいですが本人が演奏するチター、ダルシマー、カリンバなどの民族楽器が他のAOR系作品にない独特の艶めきがあってほんと素晴らしい完成度。(今作にもValerie Carter自身も参加) 1曲目「Opening Up To You」がまず最高なのは間違いないが個人的には「Slip And Slid

Erik Tagg - Rendez-Vous (1977)

ジャズ/フュージョン・ギタリストLee Litenourの81年アルバム『RIT』にヴォーカルとして起用された事でも有名なErik Taggの2ndアルバム。このミントグリーンのジャケイメージがぴったりと合う爽やかなライト・メロウ。冒頭の「Got To Be Lovin' You」は言わずもがなの名曲だけど軽快なラテンのリズムが心地良い「Rendez-Vous」、「Fancy Meeting You」、「Mutual Feeling」あたりが気分だな〜。清涼感のある70年代ブ

Breakwater - S/T (1978)

ソウルというよりAOR〜Light Mellow系の流れで知った名盤。フィラデルフィアの8人組ソウル〜ファンク・グループBreakwaterの1stアルバム。ギターカッティングがなんともイカしたファンク・ナンバーで一番人気の「No Limit」はもちろん大名曲だけど個人的にはやはり冒頭の「Work It Out」だ!ミディアムテンポのまさにLight Mellowなタッチにラテン調の味付けがなんとも洒落てる!これ流れた瞬間に夏が訪れる。いや待てよ、アーバン・スローな「You

Nick DeCaro – Italian Graffiti (1974)

AOR誕生前夜な超重要アルバム。今のところサブスクにないのが残念。Tommy LiPumaとの共同プロデュース作品との事で、当時Michael Franksのアルバムを先に知り好きになったんだけど、結局そういう事か〜!とこのアルバム出会った後で納得したの覚えてるな。 このようにNick DeCaro本人が語っており、まさしくだ。サンシャインポップ、ソフト・ロックをもっと都会的に発展させていった先にAOR的音楽が形成されいく感じ。全曲カバーなんだけど選曲、アレンジもう完璧な魔

J.O.B. Orquestra – Open The Doors To Your Heart (1978)

Rasaのアルバム紹介すると流れでこれもとなる一枚。同じくクリシュナ教のレーベルGovindaからRasaの『 Everything You See Is Me』と同年にリリース。RasaのJorge Barreiroが自身のオーケストラ名義で制作した1枚。やっぱり呪術的な魅力まとったディープ・サイケデリック・ソウル「Govinda」が最高に良い〜。フルート系ディスコ「Open the Doors of Your Heart」もむちゃくちゃ良い(ちょっと「Taj Mahal」

Rasa – Everything You See Is Me (1978)

宗教系??メロウ・ソウルの最高峰!ヒンドゥー教系の新興宗教クリシュナ教から依頼されて制作されたアルバム。ジャケから名盤の予感しかない!Roberta Flackの「Feel Like Makin' Love」の作者Eugene Mcdanielsの息子London McDaniels、Jorge Barreiro(J.O.B. Orquestra)に依頼して生まれたユニット。1曲目「Everything You See Is Me」がジャケイメージそのまんまの夕暮れ系メロウ・

Michael Franks – The Art Of Tea (1975)

Michael Franksのセカンド。(メジャーデビューとしての1作目) 3rdアルバム『Sleeping Gypsy』が個人的には僅差で超えるもののこちらももちろんの大名盤。プロデューサー、Tommy LipumaにNick De Caroによるストリングスアレンジで悪くなるはずがない!冒頭曲「Nightmoves」はキリンジ「雨は毛布のように」でメロディを引用されてて素晴らしい名曲。Michael Brecker、David Sanborn、Larry Carlton、

Michael Franks – Sleeping Gypsy (1977)

Michael Franksの3rdアルバム。AORの大名盤。『The Art Of Tea』も素晴らしいけどやはり僅差でこっちかな。UAのカバーで先に知った「Antonio's Song (The Rainbow)」をはじめ、全曲素晴らしい完成度。Tommy Lipumaのプロデュースで不完全なとこが全く見当たらない極上メロウなブリージン・ジャジー・ポップ!Joe Sample、Larry Carltonなどのクルセイダーズ勢やMichael Brecker、David