９、自由の理由

１０年ぶりに映画館に行ってきた
お目当ては機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM
世代的にドンピシャな僕がガンダムファンになった
キッカケの作品が２０年近い時を経て待望の映画化
当然期待値も高く
PVが公開される度に
考察動画を漁り予習ばっちりで劇場へ

まず驚いたのが平日の朝なのに人の多さだ
老若男女問わずソワソワしている人間を
見る機会はなかなか無い

前置きは良しとしよう
感想は
面白かった
が、
スッキリしなかった
創造通りで納得のいく結末
だがその過程や演出が創造と違った

上映後他の客の声に耳を傾けたが
共感は得なかった
そのままもう一度見ようと思っていたが
無意識に踵を返した

帰宅中も色々考えていた
この気持ちに名前がない
言語化できないけど
それから感想ネタバレ動画やXを見て
思ったことをここに。。

TVアニメシリーズは続編もあわせて全１００話
それから２０年、、、
当時小学生だった僕は携帯やPCなんて持っていない
２ちゃんねるやtwitterは無かったと思うし
あったとしても感想を聞くこともないし手段も無い
この２０年でそれらは普及し
新たなエンタメの楽しみ方が確立されたんだと思った
SNS普及と共にネタにされるキャラ達、、
そしてそれに応える制作側が歳月をかけ作った作品
ズレていたのはここだ
小学生から何度も繰り返し見てきた作品
かっこいい戦闘シーン
感動するストーリー
そこにファンを満足させるため
公式からネタをさらす
不満なわけではなく
勿論面白かったし意図も理解できた
けど納得は違う気がする

周りの意見がこんなにも
物事を変えるんだ
人ってこんなに変わるんだ
そんな風刺画を見たような気分
世知辛い世の中になったのに
意外と気付いていないんだな僕は
これが率直な意見だ

今でもヒーローやカッコいい演出や人に憧れているんだな
多感な頃に見た作品は
変わらず多感(HSP)である僕にとって
そのままなんだな

勿論、情報量が多すぎてセリフも追い切れず
感想動画やネタバレを見て
後から理解したこともあるが
作品に集中していた２時間だった
昨日は楽しみすぎてあまりよく寝れず
遠足の前日のようだった
そんな経験は記憶にないが笑

見終えて全く関係ないことを考えるのも
僕の悪い癖
ホントは気になってるクセに
自分なりの意見を一丁前にもつ

でも面白かったことに嘘はない
勝手に期待してハードルをあげていたのかも
期待を超えてくる部分もあった
この楽しみ方もいいんじゃないか
映画タイトルにあるように
自由なんだから
僕が自由という言葉の意味を
今でも考え続けるキッカケ
そして好きな言葉になった作品だから

ばーい　Rondo