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「可愛げないな~」Better Bossになろう!Weekly Pickup(80)

2021年8月から始めた「Better Bossになろう!」、現在Twitterは2周目のおさらい中です。
この2周目Tweetでは、改善例やコメントをアップデートしています。
だから、初回と全く違う内容になることも多々あります。
もともと自己研鑽のために始めたこの取組み、私の約2年間の経験が反映され、自分が少しずつでも確実に成長していると実感できます。
そして、このWeeklyPickupもほぼ毎週アップしてきました。
時には熱く、時には駆け足で、その時々の私の思いストレートにを表明しましたが、この80回で一区切りとしたいと思います。
次回からは私の取り組んでいるダイバーシティ&インクルージョンについて書いていきます。
まだまだ続くTwitterの2周目とともに、どうぞよろしくお願いいたします!

さて、Twitterで毎日発信中の「Better Bossになろう!」今週のピックアップは「可愛げないな~」です。

ダイバーシティ&インクルージョン推進に立ちはだかる大きな障害は、「会社は家族」という意識が根強い現実だと、私は考えます。
どうやら、江戸時代から多くの日本人のDNAにしっかりと書き込まれているようです。

江戸時代の商家では、幼いころから職場に住み込み、結婚や独立で出ていくまで寝食の提供をうけていました。
そして、まさにその伝統を踏襲し、昭和の時代には企業が「住居」を提供してコミュニティーまるごとで企業の「一族」を形成。さらに福利厚生も手厚くて「家族レベルで関わる会社行事」も多くありました。
職場でも、無条件で年長者は優遇されていました。
若手も、自分も将来優遇されることが約束されているので、年長者には逆らわずに堪えることが出来たのです。
(しかも90年代半ばまで定年は55歳が一般的でした)

さて、現代はどうでしょうか?
「会社は家族!」と自信たっぷりに言い放つ人はどれくらいいるのかな?
かつて優遇されてきた経営陣や古参従業員以外は、少ないのではないでしょうか?

では「会社は家族じゃない」という考えを基準にしたとき、今日のダメ発言の「可愛げないな~」をどう思いますか?

まず最初に「可愛いってどういうこと?」という疑問がわくと思います。
そもそも、こんな発言をした具体的な動機は何なのでしょうか?
それを発言者に確認すると「せっかく褒めたのに謙遜したから」とか「自分のアドバイスを否定するから」など、実に多様な具体例が出てきます。

それを「可愛げない」という「ざっくりしたひと言」で、果たして相手に正確に意図が伝わるのでしょうか?
それは「運が良ければ…」という、非常に不確かなことになってしまうでしょう。

ならばどうすればよいか?
それは「具体的に話す」につきます。
「本当に素晴らしいと思っているよ、自信をもって!」
「私のアドバイスのどこか気になる?君ならどうする?」
このように、具体的かつ相手がポジティブに返答出来るような投げかけをしてください。

私が企業向け研修でよく言うのが「正確に伝わったことを確認するまでが”伝える”ということ」です。
それを双方向で行うことがコミュニケーション。
自分の感情のはけ口や単なるかけ声では、相手は返答に窮します。

私の場合は、発信したがる自分を自覚してコントロールし、できるだけ相手の思いを引き出すように日々努力をしています。
長年の習慣や自分の行動パターンは、一発で変わることはありません。
でも、気をつけていると少しずつ身について行きますよ!

おたがい、成長のためにがんばりましょう!!

それでは本日はここまで。次回からもよろしくお願いいたします!
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ダイバーシティ河村
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