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「なぜすぐに言わなかったんだ!」 BetterBossになろう!Weekly Pickup①
こんにちは、ダイバーシティ河村です。
日本全国、色々な事が起こりすぎてパラレルワールドが交錯しているような気になってしまいます。 そんな時こそ、せめて自分の思考だけはクリアにしなくては、ですね。
さて、8月19日からTwitterで毎日発信している「BetterBossになろう」。
ついつい部下を傷つけてしまうNG発言の言いかえ案です。
これからは週末に、その週の発言をピックアップして少し解説したいと思います。
今回は「なぜすぐに言わなかったんだ!」
#BetterBossになろう
— カワムラ@DIVERSE TOKYO (@TokyoDiverse) August 18, 2021
(1)部下からのトラブル報告で
ダメ例🤢
何故すぐに言わなかった?
もっと早く言ってくれよ…
改善例🙂
すぐに言ってくれてありがとう!
まずは、報告してくれたことを感謝。
対応完了後は「これからもすぐ言ってね!」と、報告へのポジティブな動機付けを。#言い方改善
すぐ言えなかったのは、あなたに報告をためらわせる要素があるからです。
「話しかけにくい」「すぐに怒り出す」「どうしてこうなったとネチネチ言われる」などなど…。
「いいことはすぐにでも、イヤなニュースはできるだけ後回し」
気持ちはよく分かります。
でも、トラブルを放置しておくと問題の深刻化は免れません。しかも、ひとりで抱え込んでいる部下のメンタルもやられてしまう…。
そこで、上司のあなたが情報共有することが問題解決の第1歩になるのです。
重要なポイントは、たとえ部下の報告が遅くても「すぐに報告してくれてありがとう!」と言うこと。
これは少し心理操作になりますが、報告が遅れてしまった…という部下の認識に、報告によって「感謝された&心的負担が軽減した」というポジティブな結果が動機となり、次回からもっと早くに報告するようになります。(いわゆる成功体験というやつです…)
また、上司が話しかけやすい空気感を作るのも、とても重要です。
とはいえ、体調が悪かったり物事に集中しているときは、話しかけにくいオーラが出てしまいがちです。
かつて私がチームを管理していたときは、必ずメンバーに「いま細かい作業しているので怖い顔しているけど、気にしないで話しかけてください」「今日は頭痛がするので眉間にシワ寄っているけれど、気にせず話しかけてください」などと朝イチで全員に周知していました。
上司の顔色をうかがうことに部下がエネルギーを割くような職場は、伸び伸びと才能を発揮できる職場とはいえません。
その原因を上司が作ってはいけない。
これらのスキルは、家庭や学校なのど人間関係にも応用できます。
(ただし「聞いた話は本人の許可なく絶対他言しない」事が重要ですー
もちろん職場でも、部下の個人的な話の場合は同じ)
「エン転職」が2019に行った意識調査では、「上司に期待していること」の第1位は「自分の意見や考えに耳を傾けてくれる」(61%)でした。
ほかにも「具体的なアドバイスをくれる」「いつでも相談に乗ってくれる」などが上位にあり、部下はコミュニケーションのとりやすさを求めていることが明確です。
Be a Better Boss!すこしずつ改善していきましょう!
みなさん、くれぐれもご自愛ください。
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