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馬鹿な私が頭がいいと言われる理由(前編)

私はよく頭がいいと言われます。しかしながら私は勉強が苦手で成績優秀者ではありません。それ以上に本当に頭が良ければ子供を悲しませる離婚なんてしてません。では、なぜ頭がいいと言ってもらえるのか…それは、頭の使い方を知っているからです。
今日は私の生い立ちも含めて、どのように頭の使い方を覚えたのかを書きたいと思います。少し長くなるので前後編で分けますが悪しからず。

きっかけは「なんで?うんちできないの?」

私は保育園から普通学級に入れてもらい健常者の中で、育ってきました。3歳だった私は今よりも体力も筋力もなく、常に先生に見守られながらも楽しく過ごしていました。ただ、その時から周りの友達との違いを感じていました。今でも覚えているのは(記憶力良すぎ?)トイレで大きい方をするときです。30年以上前の公立の保育園は各教室には和式便器しかありませんでした。私は和式では難しいため保育園にいくつかしかない洋式便器がある違う教室まで先生と一緒に行く必要がありました。
 そうすると友達からは「なんで?うんちできないの?」などと声を掛けられました。今思うと、そんなこと言われてもどうでもいいと思いますがガラスのハートだった私はとても恥ずかしかったのを覚えています。恥ずかしいと同時に悔しいという思いも多くありました。その時から「負けたくない」という気持ちを抱くようになったと思います。運動会のかけっこも一人だけ半分くらいのところからスタートし、ゴールする頃にはみんなに抜かれてゴールを待たれていました。

トマトの丸かじり

何なら勝てるのか、というより目立てるのかを考えるようになりました。これもよく覚えているのですが、好き嫌いを減らそうという動きがあり、当時みんなはトマトが苦手でした。私も当時トマトが本当に嫌いで残す方でした。そこで、これを食べれるようになったら、みんなより目立てるんじゃないかと考え、家でトマトを食べる練習をしました(何の練習かわかりませんが)。結果、丸かじりでトマトを食べれるようになりました。そのことを保育園で話し、給食でトマトを食べた時に「すごいね」と言われすごく嬉しかった記憶が鮮明に残っています。
 こうして、小さい頃から「なぜ・どうすれば」と言う事を考える癖がついていきました。そして保育園を卒園し、小学校に入るタイミングで家の都合で引っ越すこととなりました。引っ越し先の教育委員会からは特別支援学校に行くように言われていました。私の親は何とか普通学級に入れたいと教育委員会と話をしましたが、難しく特別支援学級の見学に行くこととなりました。私はその時の記憶はおぼろげなのですが、何か簡単な知能テストのようなものを受け、飛行機は空、船は海、自動車は道路。そんなようなマッチングをさせられたような気がします。そのあとに少し面接みたいなお話をし、特別支援学校の先生から「この子は頭がいいから普通学級で勉強させるべき」と教育委員会に返答をしてもらい、何とか普通学級に入学できることとなりました。
 でも先のマッチングテストは年長であれば、難しくないテストですよね。決して頭がいいと言う事ではなく、考えることが出来るかどうかを見られていたんだろうなと思います。おそらく普通学級に行っていなければ、今の私はありません。それが良かったのかどうかはまた別の話ですが、少なくともこの段階での選択肢としては有難かったと思っています。

普通学校が正義ではない 

少し脱線します。多くの方は理解いただいていると思いますが特別支援学校だから入らなくてよかったという意味ではありません。普通学校に行けても本当は特別支援学校や特別支援学級の方があっている場合も少なからずあります。大事なのは本人に合った教育を受けられるという言事だと考えています。私の場合は普通学校で馬鹿にされながらも「何くそ!」って思いながらどうやったら勝てるか、目立てるかを考えて育つ方が合っていたと言う事です。それが出来たのは素敵な友達や先生に支えられていたからこそですが。

まずは考える癖をつける事

子供のころから考える癖をつける事で私は足りない部分を補うことが出来ました。考える癖が出来ると物事の法則性に気づくことが出来ます。小学校時代はテストも出題パターンがあったりしますよね。なので私は小学校の頃はほぼ90点以上でした。授業に対しても何故だろう、先生は・ドリルはなぜこの問題を出すのだろう。そうやってみていくと色々な癖やパターンが見えたんです。それは社会に出てからもすごく役に立っています。私が社会に出た時はこれだけで勝負をしてました。
 ただ、これだけでは社会には通用せず、前に書いたような失敗からキャリアを始めました。後編では仕事をしてきた中での気づきを書いていきたいと思います。次回もお楽しみに。。。




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