安全基地で育たなかった話
アダルトチルドレンにありがちなのが
「安全基地がなかった」ということ。
親が毒であったりすると、常に顔色を伺ったり怯えたり、
自分が安心出来る場所がないまま生きてしまう。
そうなるとどうなるかというと、
大人になって安全基地を見つけたとき
「不安要素がないことに不安になってしまう」。
わたしは最近安全基地にいて、好きなことを仕事にさせてもらっている。
忙しくしてはいるけど、
こなせどこなせど達成感がない。何もない。
ただただ次に焦るばかり。満足がないから次にも活かせない。
これに困っていたんだけど、ふと気付いた。
子どもの頃から
「好きな事をするには対価が必要」「罰があって初めて成り立つ」
そんな環境にいたせいか、今でも好きなことだけをしている状況に
殴られたり、責められたりしないことに不安になっている。
自分の好きな仕事をするにも、無理して追い込むまでしないと気が済まない。
わかりやすく言うと、3日ほど徹夜してでも仕事をし続ける、とか
自分の体を痛めつけるようなやり方しか出来ず
そうしないとモチベーションが上がらない。
自分を痛めつけて初めて自分が褒められる気がする。
わかりやすく認知が歪んでいるのだけど、
これはもう一生治せそうにない気がする。
わたしには生きてる価値がないから必要以上に頑張らなければいけない。
好きなことは頑張ってるとは言えない。
無理をすること、嫌なことをこなしていくこと、これがわたしにとっての頑張ってる、なわけだ。
頑張ってる自分は少し好きになれるのだけど、とにかく歪んでいる。
体調には限界があるので、これも続かない。
体力面でも仕事に支障が出てきたりする。
幸いなんとかこなしてきてはいるけど、ずっと自分に無理をしている感覚が抜けない。
いっそ殴られればいいのか。
好きなことを好きだと言いながら頑張れるようになりたい。