最初はなんとなく 福星-fuxing- その1
あれよあれよと言う間に原型完成まで進んでいた新作「福星」。
制作ブログを、ラフ段階から原型完成まで2回に分けて紹介します。
先に、完成した原型を紹介しちゃいます。
高さ80mm、12パーツです。
今夏に完成。遡って制作を紹介したいと思います。
始まりはなんとなく
福星のスタートはコロナ禍だった2021年春、疫病封じとか厄災消除の類から世界の舞踊をモチーフになんとなく弄ってました。
チベットの髑髏舞踊や、バリのバロンダンスなどの仮面と装飾のデザインに惹かれて、当時は完成形を決めずにデジタルモデリングの練習という感じでしたね。
本の出会いが明確にしたもの
東京アートブックフェア2022で購入した一冊の写真集。「SHOOTING THE TIGER」。カメラマンのXiaoaiao Xu氏の写真集。
中国北西部の社火と呼ばれるの祭事をロケーションとしたそれは、土地の豊穣を願うお祭りと共に生きる人たちと生活が写っています。
▼Xiaoxiao Xu
また、作品集「クエイ兄弟 ファントム・ミュージアム」でクエイ兄弟が導入で語る、小さな扉の存在。
▼2016年に開催されたアジア初の回顧展(もちろん行きましたよ)
古くからの継承されてきたもの、目に見えない世界への探求とつながり。
これを制作のヒントに、あらためて福星を再構築すべく、ラフスケッチを書き始めました。
それはPrimitive
なんとなくはじまった制作から、ラフを描いて明確になりつつあるものをどう造形物に落とし込むか。キーワードを「プリミティブ」とし進めました。
ガレージキット化するならどんな姿が適しているかを検討していきます。
今回はラフスケッチに時間がかかっていましたね。
▼ガレージキットって?
▼DISCOVERYのアクティビティ