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いかにして薪風呂を快適に焚くか!
私がいままで「note」に記したなかで、幾度か登場するのが、我が家の薪風呂のことだ。
私が嫁いできたときには、夫が焚いていたが、今は私の担当。
この20年余り、微調整を繰り返し編み出した、薪風呂をいかに快適に焚くかを、記してみようと思う。
教えられた通りに焚いていると、熱すぎて入浴できるのは、わずか「3分」だったが、いまは「10分」浸かることができる。
最初は、仕事が終わってからの、家族皆の夕食作りと風呂焚きを両立するのに、てんやわんやしてヘトヘトだったけど、気が付けば、今は昔ほど大変とも思わなくなった。
<<🍉今シーズン(夏バージョン)のお風呂の焚き方🍨>>
PM5:30頃 薪を焚き始める
・焚きつけ用の「細かい木」で火を起こし、「細めの木」を 同時に入れ火を大きくする。
PM5:40頃 大きくなった火のなかへ、1本「中程度の薪」を放り込 む。
直に熱くなるので、多く入れすぎない
PM6:00頃 追加で1本「中程度の薪」を放り込む
・ヨメの私がイチバン風呂へ入る。
(ヌルメでちょうどよい😊)
次に入る息子のために、少しヌルめる。
基本、追い焚きはしないが、火種(ひだね)が尽きそうな場 合は、ほんの少し火種(ひだね)用の薪をたす場合もある。
~ この間の時間帯に、息子と夫が入る(ヌルメでちょうどよい) ~
PM7:00頃 義母が入る(少し熱めでちょうどよい)
薪は燃え尽き、この辺りから、湯はぬるくなり始める。
PM8:00以降 義父が入る(ヌルメでちょうどよい)
※使う薪の本数は、中くらいの太さのものを2本
※うまくいけば30分くらいで、お風呂が焚ける
<<⛄ついこの間までやっていたのは、冬バージョン🎄>>
PM5:00 仕事を終え、真っ先に風呂を焚き始める
・焚きつけ用の「細かい木」で火を起こし、「細めの木」を 同時に入れ火を大きくする。
・大きくなったところで、「太い木」を1本
PM5:30 ・燃え終わらないうちに、「太い木」をもう一本!
PM6:00 ・ヨメの私が1番風呂へ入る。(ヌルメでちょうどよい)
「ちょっと熱いなぁ」と思ったら、いったん湯を少しぬいて、
水を足す
PM6:20 ・お風呂からでてきた私が、追い焚き用の薪(30分くらい もつもの)を少し入れる
~ この間に、たいてい息子と夫が入る(ヌルメでちょうどよい)~
PM7:00 ・義母がこの辺りの時間帯に入る。(熱めでちょうどよい)
薪はこの時間に燃え尽き、湯はぬるくなり始める。
PM8:00以降 ・義父が入る。(ヌルメでちょうどよい)
※使う薪の本数は、太いものを2本、追い焚き用のものを1本
※お風呂が焚けるまで、1時間くらいかかる
全シーズンを通して、気を付けること
①春から、いきなり夏日になったときは、お風呂の取り水としている、山の水の水温は一気に高くなるため、本数を減らさなければならない。(逆に秋から一気に気温が下がった日も、調整が必要)
②夏と、冬とでは、焚き始めの時間がちがう。
③梅雨時や、雨の日は、焚き始めの段階で、すぐに火が消える場合があるので、注意!(5分後、10分後確認する事)
④火力の調整は、どちらかと燃えやすい柿の木、燃え尽きるまで時間がかかる山の木(杉やヒノキ)といった種類によって、大きさによって微調整する。
⑤どちらかというと熱めの風呂がよい義母のために、PM7:00ごろまでは、火種(ひだね)を残すべく、追い焚きをするが、夏と冬では太さなどを加味して調整。
⑥3~5日に1回は、灰がたまっているので、処理する。
(灰がたまっていると、空気のスペースがなくて、燃えない)
⑦薪風呂は、火種がなくなると急速に水温が下がるので、その加減にも注意する。
わたしが特にこだわっているのは、私がお風呂から出た後の、「追い焚き」。
より良い風に焚いたつもりでも、何度となしに義母が、せっせと「追い焚き」していたので、「夏バージョン」「冬バージョン」格差をつけて、追い焚きしている。
毎日、仕事から帰ってきての、欠かさず夕食作りと両立して風呂焚きをすることは、慣れるまで本当に大変だった。
お風呂を焚く以外にも、焚きつけ用の木や薪の補充もしなければならないし、灰やススの処理もしなければならない。
風呂焚きすることを習慣にし、程よい加減に焚くことにこぎつけるまでの努力含め、今更、「わたしが焚きました」と義母に手柄を横取りされたくない変なプライドがある。
だから、焚く限りは、追い焚きふくめ私がひと通りすることに決めている。
その代わり、「少しヌルめると、入れるわ♬」程度なら許容範囲と決めている。
皆、同じ時間に一斉に入るならまだしも、これだけ入る時間が間延びするなら仕方がない。
なしにろ、「薪」・・・なのだから。
それに、義母が時折、息子や義父が入っているのを見計らって、「どうだい?焚こうか?」と気遣い風をかもしだして聞いているが、ほとんど「大丈夫!」と返事するのが聞こえる。
それなら、OKじゃないか!
今までなんども、お風呂を焚いてくれるばあさんがいてくれると助かるのに!と、思ったこともあったし、夫に忙しい私に代わって風呂を焚くことを、言われたこともあるが、続かない・・・。
昔から・・・。
それに年になんどか、珍しく焚いてくれることがあっても、途中で火の様子を伺うのを忘れていて、水風呂に近かったり、焚けたと思えば、ヌルめようのない五右衛門風呂張りの加減に焚けていて、入るのを諦めざるを得ないことが多い。
その義母に「そんなに焚かなくても・・・」と言われると、導火線に火が付いたように、はらわたが煮えくり返る。
この間も、石ころほどの薪のはしくれを入れていたら、「そんなに・・・」と言うので、「放っといてくれ!私はわたしで考えて焚いているんやから!」と返すと、「ジャンジャンヌルメやな入れやんのや・・・」と返ってきた。
あ・・・!
この間、焚くのをしくじって、私がいつものようにお風呂に入ろうとすると、思いのほか水風呂風で、慌てて再度焚きなおしたときは、少し多めだったかもしれない!
あの時は、どうしてもお風呂に浸かりたくて、誰にも気付かれないように、手早く焚きなおした。
だけど・・・。
それでも、熱すぎて入れやんってことはなかったはず!
「こっちは、いろいろ考えて焚いてるんや!
夏と冬分けて、ちゃんと焚いてるやろ!ヌルめて入れるんやったら、それでいいんちゃうんか!」
いちど、義父が義母のことを「義母も、毎日風呂を焚いていた」と、義母をかばったことがあったが、昔は夫の曾祖母が焚いていたと聞くし、私が嫁いできたときには夫がほとんど焚いていた。
それに・・・
いちどでも、風呂焚きを日課にしたことがあるのなら、そのような言葉はでないだろうし、何より年をとった今でも、風呂を焚くことにこだわって、ヨメの私の出番はないくらいだろう。
そういう義父はイチバン薪風呂にこだわるが、一度もお風呂を焚いたことがないし、家に居ることがほとんどなかったので、家のことなんて知る由もなかったと思う。
自分のつごうの良いように、いい回しするのは義父のお手のものだ。
夏と冬では焚き加減を区別する必要があったり、木の種類によって火の通りやすさが違うことなど、夫も義両親も知らないと思う。
少し前に、義父がお風呂に入らない時期があったとき、ケアマネージャーさんが、訪問看護のときに「お風呂に入りましょう」と提案があったが、「わたし、薪風呂は焚くことができないんですぅ!」と言ってた。
そりゃ、そうだ・・・。薪風呂なんていつの時代のことだか・・・。
だけども、いざ、薪風呂が終わるときがくるとなると、寂しい気がする。
昔は、「こーんな面倒なお風呂・・・」と業を煮やしたが、それだけ思い入れが強くなってしまったのかもしれない。
義母のことに関しては、たいていのことは、受け流すことができるようになったが、これだけは口を挟まれると、反射的にキツク言い返してしまう。
前にも、一度そういうことがあったような気がするけど。
実親より長く生きている、認知が進んでいる義母に対して、あまり言いたくはないけど、仕方ない・・・。
今回は、「ちょっと記事にするには難しいかも」ということを、書くことにチャレンジすることにしたら、良いヨメ風を装った私の、化けの皮が剥がれることになったという・・・。
ただの愚痴に終わっちゃいました!
だけども、薪風呂を焚くことの大変さが、少しでも分かってもらえればいいかな・・・。
今回の主体は、そっちだった💦