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【わたしの推し本】「簡単調理なのに、おいしくて体にいいなんて奇跡!?」と編集担当が驚いたレシピばかりです!(編集部 小石)

7月20日より全国の書店さまにてご展開予定の「編集者の推し本フェア」。
この記事では、店頭POPよりももっと熱い「推しポイント」を、各書籍の担当編集者がお届けします。


◎この本を簡単に説明すると…

からだの不調や病気を改善する料理を135レシピ紹介しています。
本書はシリーズもので、前作の『「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる』では、多くの人の病気や不調を改善してきた秋山龍三氏が実践する「食養」とは何か、日本人に合った食事とは何かについてお伝えしました。続編の本書では、「食養」が自宅でも実践できるように、具体的なレシピを紹介しています。

◎この本が生まれたきっかけ

前作『「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる』を読んでいただいた方から「具体的なレシピを知りたい!」というリクエストがたくさんあったことが、出版のきっかけのひとつです。
また企画段階&制作中は、新型コロナが流行し始めた時期でした。食べるものでからだを強くするという内容が、免疫力を自力で高めたいという世の中の流れと重なり、本書が生まれました。

◎編集中や発売後の裏話

草野かおるさんが描いてくださったイラストと解説テキストで、レシピをわかりやすく伝えています。135レシピもあるので、そのイラストは膨大な量になりました。ちょっとした図鑑ですよね。とっても大変だったと思うのですが、直しなども快く引き受けていただき、感動したのを覚えています。しかも独特の魅力があって、すごく素敵なイラストですよね。

著者の山田さんと打合せしているときに印象的だったことは、「同じ野菜でも、みじん切り/ざく切り/薄切りなどの切り方、もしくは、蒸す/炒める/茹でるなどの加熱の方法の違いで味がまったく変わってくる」ということです。
この言葉をお聞きしたとき、誰にも強要されていないのに、「同じ野菜を毎日食卓に出すなら、違う味つけや風味にしなければならない」と勝手に思い込んでいた自分に気がつきました。
今日にんじんを細切りにして炒めたら、明日はにんじんを乱切りにして煮る。味つけは、2日とも同じ醤油&みりんベースでOKといった風に考えると、献立作りがラクになるなーと実感しました。

◎わたしの「推し」ポイントはここ!

P61「味つけに頼らない料理」という項目がお気に入りです。
普通のレシピ本だと、お醤油は大さじ何杯入れるの? 塩はどのぐらい? と考えてしまうものですが、食養ごはんは自分で味見をして、食材の味をみながら分量を決めていきます。たしかに食材の状態や自分のコンディションは、そのときどきで変わってくるので、調味料の量を決め込んでしまうと食材のよさを生かすことが難しくなります。素材の味を生かす調理って、難しいですよね。
ただ、味を自分で決めることは、最初から誰でもできることではないので、本書で紹介しているレシピでは、目安としての分量を記載してあります。
少しずつ調味料を加えて、自分にぴったりくる味を探してみるのも、料理の楽しさにつながるかもしれません。

レシピでは、140ページの「タマネギの姿蒸し」(春)、177ページの「キュウリとワカメと油揚げの味噌汁」(夏)、240ページの「蒸しカボチャ」(秋)、351ページの「ニラと味噌の油揚げ焼き」(冬)が好きでよく作っています。とくにキュウリを味噌汁に入れるという発想がなかったので、驚きました!

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