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【わたしの推し本】まさか。ズバズバ言えるタイプだと思ってた私にも効くなんて。(編集部 星野)
7月20日より全国の書店さまにてご展開いただいている「編集者の推し本フェア」。
この記事では、店頭POPよりももっと熱い「推しポイント」を、各書籍の担当編集者がお届けします。
◎この本を簡単に説明すると…
この本のサブタイトルにも入っている、
「アサーション」って聞いたことありますか?
ない? 大丈夫、私もなかったです。
「アサーション」とは、
「自分の言いたいことを大切にして表現する」と同時に、
「相手が伝えたいことも大切にして理解しようとする」、
お互いのためのコミュニケーション方法のこと。
この本では、そんな「アサーション」の第一人者が
自分も相手も大切にするコミュニケーションの方法を教えてくれます。
◎この本が生まれたきっかけ
誰かと「対話」をしたいと思うとき、
その難しさに諦めかけることがあります。
それは職場であっても、家族であっても、友達や恋人であってもそう。
言いたいことがあるのにグッと言葉を飲み込んでしまったり、
逆に言いすぎてしまったり。
あとになって、「なぜあの時、言えなかったんだろう」
「言いすぎてしまって傷つけていないだろうか」と
一人で反省した経験は、きっと誰にでもあるのではないかと思います。
「アサーション」の手法を使って、
うまくいかない対話をうまくいく対話に変えられたらと願っています。
◎こんなあなたに届けたい!
タイトル「言いにくいことが言えるようになる伝え方」にあるように、
「言いたいことが言えない」タイプの人に読んでもらいたいのはもちろんのこと、
逆に「言いすぎてしまう」タイプの人にも読んでいただきたいです!
◎わたしの「推し」ポイントはここ!
がまんしながら「社会の知恵に従っている」
科学が進歩し、便利になった社会で、一見、人は自由に生きているように見えますが、未熟な形で生まれる人間は、成長過程で、「社会の知恵」を習い、それに従って生きてみるしかありません。その中に「思い」を抑え込むという行為も含まれています。
当たり前だと思って学んできた知恵が、実は「思い」をつぶすがまんになっていないか、問い直してみましょう。
なぜ言いたいことが言えないのか、原因は自分の性格のせいだと思っている方も多いのではないでしょうか。
でも、その原因はもっと根本の、私たちが生きているこの社会にあるのかもしれません。
大きな視野をもって「言いたいことが言えない」原因を探ってみるヒントになる、この一節を気に言っています。
◎最後にお伝えしたいこと
理想のコミュニケーションを実現するために必要な考え方、そのヒントがたくさんつまったのが本書です。
コミュニケーションや対話の方法に行き詰まりを感じている方には、必ずそこを抜け出す一助となるはずです。
そして、本書の中に息抜きのように入っている挿絵がすてきなので、そちらにもご注目いただければ編集者冥利につきます。