超広角ならファインダーがなくても楽しめる。
僕はカメラにはやはりファインダー欲しい派です。向きを変えられる液晶画面もありがたい気持ちはいっぱいあるけれど、出来るならしっかり構えて写真を撮りたいって思います。とはいえ無いものは無い。そんな時思い出すのはこのカメラです。
フォクトレンダーBESSA-L。2000年の前半までは製造されていたのかな、コシナ製の速射に特化した35mmカメラ。ご覧の通りファインダーがありませんが、後付けのビューファインダーがオプションでありました。フレームチェックするだけのやつ。FUJIFILMのX-Aシリーズは、当時のBESSA-Lを彷彿とさせます。
まさにこんな感じ。広角レンズと外付けファインダー付けたX-A1、カッコ良くないですか?因みにこの外付けファインダーは、初代RICOH GRのオプションです。28mmと21mmに対応なので、このレンズにはちょっとだけ画角が足りませんが、雰囲気です笑
まあこの子達も古いですね笑1610万画素もあって、FUJIFILMの素敵なエンジン搭載にも関わらず、中古市場で一万円を切るものまであったりします。美味しすぎると思うのは僕だけなのでしょうか。
超広角のマニュアルレンズは、ピントの山を大体1mから1.5mの所に合わせれば、ほぼ無限遠までピントが合っちゃう、という面白いレンズですよね。その特性を上手く速射に活用しよう、と提案したのがBESSA-Lでした。
大まかに被写体の方にカメラを向けてシャッターを押せば、まあ大体撮れますよ。必要に応じてトリミングすればほら、ね?みたいな何ともおおらかな速射法。素敵です。X-Aシリーズは、まさにそれを体現できるガジェットだったんですね。眺めていると、デザインもBESSA-Lに寄っていきません?(強引)
FUJIFILMのAPS-Cの35mm換算値は約1.53倍。SAMYANGの12mm F2広角マニュアルレンズを使うと18mmちょい位。
ここで写真を撮ろうかな、と言う場所で、撮る前に明るさとシャッタースピードを決めておくと、フィルムカメラ時代の速射の雰囲気をガンガン楽しめます。
安くて良いミラーレスは、中古市場に溢れています。ホント楽しくて幸せです笑
それではまた。