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侍タイムスリッパーは自主映画の希望の光!

本日は絶賛話題沸騰中の自主映画
侍タイムスリッパーについて書いていきたいと思います


この記事まとめ

いいからみんな観て!!笑


本論


自主映画の聖地シネマロサからまた新たな傑作自主映画が生まれてしまいました

(インディーズ映画=自主映画)

それが
侍タイムスリッパー!
その名も侍タイムスリッパー!
人呼んで侍タイムスリッパー!!
サブリミナルで皆さん覚えておいてください笑

このポスターのアートワークも素敵でこれだけでも
見てみたいなと思わせる何かを秘めてる
センスオブワンダー

(ちなみに、シネマロサといえば
僕らの世代の商業映画監督デビューを目指すクリエイターの星
入江悠監督が自主映画で成り上がった
サイタマノラッパーもここからでした
奇しくも入江監督最新作も時代劇の室町無頼)


インディーズ映画の聖地


監督安田淳一
ブライダル関係のお仕事をして、
今は米農家をしつつ映画を撮るという荒業を成し遂げている方ですが
制作費は2500マン円ほどと
それもほぼ自己資金で…身につまされる思いです
賄い自分の車を売ってまで作り上げたという力作なのですが

僕はこういうエピソードを見るたびに
世間の潮流として、
あー、やっぱり自主映画はこういうエピソードがあってこそだよな
お金なんてなくてもいい
映画は作れるんだ

ってなってほしくもないし
思ってほしくはないわけです
当たり前ですけど、

シナリオが良くて
よりたくさんの人が集まる環境にあって
監督だけが資金を捻出しなければならず
次の公開もあやふやのまま作り出さなければいけない状況そのものが
よくない
自主映画を作れば作るだけ大赤字で
数年しないと生活を立て直せない
借金地獄などなど…
それは
よくない!

っと心から思うのです

とはいえこの映画
いわゆる寄せ集めの素人集団が作った映画にはなっておらず劇場で普通にかけるに相応しいしっかりとした映画になっております
つまり、
自主映画らしい自主映画にはなっていません



映画はシナリオ

なんせ
この映画のシナリオの良さに
東映京都のプロが賛同して
破格の値段とギャラで
そこに本当に協力してくれたという…

(ここにおいては作り手は留意されないといけないわけですが)
を地で行く作品なわけですからね

ただこの辺りを鑑みると
映画は理屈だけではなく
流れとしてヒットする時はヒットするのだなぁ
と思うのです

いくら流れを読んでも外す時は外すし
流れが読めてなくてもヒットする時はヒットする

時代劇の復興の潮流が来そうな昨今
将軍のエミー賞受賞を皮切りに本作もその
流れの礎になる作品になるだろうなと感じております

将軍note記事

何よりたまたまその流れに乗ったことが
映画ってほんと不思議だなぁと思うわけです

映画の内容について


侍が現代にタイムスリップしてきて切られ役になっちゃう話
という、、、
侍がタイムスリップっという時点で
何度擦られてきたからわからない
そのプロットをここまで
フレッシュに描ききったのは素晴らしいなと思うわけです

カメラを止めるな!のヒットも記憶に新しいですが
それと同じように今作も
劇中内の映画撮影を題材にした映画作り映画なわけです
監督の安田さんもヒットする再現性をこういった部分に見出したのかもしれません

考えてみれば自主映画だからこそ
映画内映画制作の苦労だったりが
芯を持って観客の心を打つわけで
金のかけた商業映画では結局絵空事にしかならず
この映画作りの苦労をナウでしている自分たちだからこそ観客の心に迫るものがあったのではないかな?とも感じます

時代劇を撮る人達を撮るにフォーカスした作品は
太秦ライムライトなどありましたがそこを見事にアップデートしてきたなと思っております

切られ役レジェンドの福本清三さん主演!

安田淳一監督が
コツコツと積み上げてきた映画での技術力にも感服でして
脚本、監督、撮影、照明、編集、合成など多岐にわたり
劇場に耐えられるレベルでの完成度の技術力になっているのも
すごくポイントが高いなぁと思うわけです


映画のメッセージ


何よりこの映画は
作品を作る人の応援にもなっている部分
この映画を作ったことによって
現実的に自主映画のあり方が変わってしまう作品
それほどパワーを持つ凄い作品だなと思うわけです

この自主映画の前と後では
少なくとも
シナリオが良ければもしかしたら色んな人が集まって協力して一緒に映画を作ってくれるかもしれない

に変わったわけで
この前は
カメラを止めるな!
の成功なんてのは奇跡
みたいなものが蔓延していた自主映画界隈で
希望の光になるのではないかなと思います

しかも時代劇の讃歌になっている

こんなにパワーのある作品は本当にないな
っと思いました

まとめ


安田淳一監督の志とシナリオに共鳴した撮影所の関係者の方、
またエンドロールに流れる技術パート
沢山のボランティアスタッフの努力
この映画を見たすべての人の流れが一つになってこの作品を後押ししている

こんな素敵なことを体験できるなんて
これ以上にない映画体験だな

っと思います

あとがき


ヒットするものは作品が作られる前からすでに大きな流れの渦の中にあるのかな?など感じざるをえないなと思いました

時代劇ってだれもみないよね?
でも世界ではみんなが求めてる
その流れを感じるよね?
でもそれはその流れに乗ろうとしたのか
偶然なのかわからない
作品が不思議な巡り合わせをする事もあるんだなぁ
っと改めて思いました

このポスターアートワークも素晴らしい👍

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リドリーやました絶対映画監督主義
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