誰も期待してない映画「S.W.A.T. アンダーシージ」からアクションを語る

誰が期待して誰が見たいと思ったのかわからないが
Netflixで絶賛配信中の
映画「S.W.A.T. アンダーシージ」
について語っていきつつアクションについて
少しだけ深掘りしたいなと思ってます

S.W.A.T. アンダーシージ [DVD]

あらすじは
世界の何かしらヤバい情報を持ったマイケルジェイホワイトがギャング団に捕えられており
たまたま
ギャング団逮捕に居合わせたスワットが
ギャング団に捕まっていたマイケルジェイホワイトを
警察署に拘留してしまい
ホリデイ中で誰もいない警察署を舞台に
少ない人数のスワットがギャング団に襲われて、、、
ギャング団VSスワットという抗争になってしまう
ギャング団の裏にはアメリカの高官がいて
そいつがギャング団を裏で動かすフィクサーだった

っという
どこの要塞警察ですか？っと言った内容の作品になっておりますｗ
裏で黒幕として暗躍するアメリカの高官は
とってつけたような内容でほぼプロットは要塞警察
になっており
物語が進めば進むほど黒幕のバカさ加減が露呈するというコメディも見れたりするのですｗ

主演はまああまり有名どころではない俳優と
脇役としてアクション俳優の前述した
マイケルジェイホワイトが出演してなんとか
キャスティングに花を添えております

マイケルジェイホワイトに関して言えば
マーシャルアーツ以外は
しかめっ面でどんな状況でも妙に落ち着いた芝居で
悪い方のモーフィアス的な立ち位置が多い彼ですが
今回もご多分に漏れずそんな感じになっております

この映画に特筆するような部分は
正直あまりないのですが
ダメな演出ほどどうすれば良いかが観れる好例でもありまして
今作はそこが如実に表れていて
映画作りの糧に良い意味でなれる作品だなと思いました

・冒頭の回想がいらなすぎ問題
　冒頭に申し訳程度のチェイスシーンがありますが
　ストーリー全体としてそれが効いてくるわけでも
　ないのであまり意味が無い

・スワットの衣装が安モノって人目にわかる

・ガンアクションがとにかくチープすぎる問題
　カット割りとハンドヘルド撮影で臨場感を演出しよう
　とは努力しているもののイマイチ見ていて没入感や緊迫感、爽快感もない
これに関しては前回前述した
アクション映画の基本的な部分がおさえられてない問題が発生しているなと思いましたね

特に、アクションがとにかくチープすぎる問題

この問題についてより深掘りしていこうと思いますが、、
まずマズルフラッシュを合成に頼りすぎて迫力がなさすぎる
ガトリングもCGがチープすぎるので威力があるように見えない
ガトリングで人体を打ったらどうなるかも見せ切れていない
（プライベートライアンの20ミリ機関砲並にやばい兵器なのか？見せ場としての組み立てが成り立ってない）
せっかくのマイケルジェイホワイトのアクションも
カット割りが早すぎるのとカメラワークが悪すぎて絵的に面白くない
良かった点は爆破演出に関しては
要所要所でしっかり実際にしっかり
爆破していたので
その部分は良かったなと思います

んでマズルフラッシュの件なんですけど
合成自体をすることは悪くなくて
要はそのマズルの馴染ませと見せ方
そして俳優そのものの芝居の悪さ
打つ事にたいしてリアクションをとる事が
大事なんですがコレがまったくないので
本当に合成しているだけのペラペラな銃撃シーンに
なってしまっている

悪い方向に出ている映画はコレってたくさん有るのですが
映像がすぐに見つからなかったので
また後日それについては語れたらいいなあと思ってます

余談ですが
日本映画における
銃撃シーンのリアリティのなさって
臨場感を演出して勢いをだそうとすればだそうと
するほど無くなったりして
バランスが非常に難しく
エアガンを低予算だと使わらざる終えないので
どうしても
エアガンやんて思ってしまって
入り込みにくくなったりするのもので
成立させるには
より外連味にあふれる必要があるなあと思ってます

そういった意味では
パクリだなんだと言われても
リターナーだったりは
結構成立させているなと思ったりしますね
あと
やっぱ
いつかギラギラする日って最高だなと思うわけですｗ

つまり
リアリティは映画はウソで成り立っている部分から
突き詰めれば突き詰めるほど矛盾が生じるが故に
針の穴に糸を通す繊細さが必要になってくるが
エズラの大胆さが失われてしまう

これらを解決するのって
外連味じゃないかな
っと本気で思っております

チームVHSの神宮さんが作ったPVの
低予算をモノともしないアクション演出を
世界は見習って欲しいですｗ

https://gendai.media/articles/-/140250