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空間縁起

もう一つの縁起


前回は時間縁起について私的視点ではありますがお伝えさせていただきました、



時間縁起だけで終わることができないのが縁起でして、もう一つの軸があります、空間縁起です。



時間縁起を砂時計のように未来、現在、過去を表す縦とするなら空間縁起とは存在としての繋がりを横で表すイメージになります。


時間と空間が交わることで地球的真理の核が見えてくると私は思ってます。



なので縁起として時間だけでも、空間だけでもその片側にか見えないとも言えます。



それにはまず空間縁起の空間とは何かをお伝えさせていただきますね。


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空間=存在

私にとっては空間=存在という認識があります。



まずはここを少しでも分かりやすくお伝えできればと思ってます。



みなさんパワースポットはご存知ですよね?



ある場所(空間)に行くと不思議なパワーがあってそこにいくとエネルギーや運気が上がるみたいな捉え方だと思います。



ではこのパワースポットとなる空間には何が起きてるのでしょうか?ここに意識を合わせてきくと、



パワースポットとなる場所は神聖な場所だったり神仏が祭られたり、自然的なエネルギーが集まる場所だったりします、



もちろんそれが陽だけでなく陰のエネルギーの場合もあります。



ここに視点を合わせていくと空間とは、
「何かしらのエネルギーを持つ存在がある」ということが言えるのではないでしょうか、



その存在がある空間に触れる、もしくは繋がる場所がパワースポットであると私は思ってます。



なので捉え方として空間=存在となります。



そして私たちにも見えない心(魂)という存在であり、その心が空間でもあります。


自然や木、石、水なども空間と言えます、なので存在ということです。


つまりパワースポットの空間(存在)と私たちの空間(心)が波長で繋がるというイメージをしていただくと分かりやすいかもしれません、



この波長についてはブログ「心のラジオ」でどのようなことかお伝えしてますので興味がある方はこちらも読んで下さい。



ここまでの流れを組み合わせていくと、
空間縁起とは存在縁起とも言えるということです。



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依他起性

では存在縁起とはどのようなことかというと、


依他起性(えたきしょう)となります、この言葉に聞き慣れない人も多いのではないでしょうか、



依他起性とは何かと言うと…
「全ての存在は相互依存によって成り立つ」
ということです。



これだけだとやはり分かりにくいので、
もう少し分かりやすく言葉でお伝えすると…



「全ての存在は助け合いの原因と結果の連鎖で成り立つ」です。



では、ここを前回にも使った「花の種」で例えてみます。

①花の種を蒔く…
人間や動物、風が種を運ぶ。

②光、水、栄養が必要…
太陽、雨、大地の力で育つ。

③花が咲く…
光合成で二酸化炭素を酸素に変え、その酸素を人間や生き物が吸う。

④循環する…
花が枯れて種となり、それをまた人間や動物、風が運ぶ原因と結果となり、繰り返し続けてる。



この例えを見ていくと依他起性の
全ては助け合いの原因と結果の連鎖で成り立つが見えてくると思います。



私たちが当たり前のように吸っているこの空気(酸素)も様々な存在の支え合いによって生まれた結果であるということです。



それがあって「生かされてる」ということであり、全ての存在が織りなす「愛」であると私は思ってます、



この「愛」とは存在として
「与え合い尽くす」ことを表してます。



そして愛は「慈悲」へと続く道になります。



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相互依存

これは人間社会という視点で見てもそうなります。



私たちが今暮らしてる環境を見てみましょう、
仕事、家、電気、水道、ガス、食べ物なども人々の寄り添い、助け支え合うことが結果として空間となり私たちは生きていけるということです。



自分が何かする為に道具を使うとします、この道具も自分が0から作ったわけではありませんよね、誰かが作った便利なものを手に入れて使ってるわけです。



何が言いたいかというと、
「生かされてる」視点とは人との直接的な関わりだけではなく間接的な関わりも含まれるということです、



時には生きる中で孤独で一人だと感じることもあるかもしれません、



心が少し落ち着いた時に、自分の生きる為の直接的だけではなく、間接的にどれだけの人が関わってくれてるかを書いみて下さい、すると驚くほど大きなマップになります。



このことに気づいていくと、
人は一人では生きれないことを知ります。
直接、間接的に自分では意識してなくても助け合ってる事実が生じ、生かされてる愛が存在するということです。



これが「相互依存」になります、
繋がり、寄り添って、助け支え合うことです、 これは「依存」のように奪うや貰うとは別ものと言えます。



ここまでの空間縁起をまとめるとするならば、

空間(存在)縁起とは私達は多くの存在との
「繋がり」「寄り添い」「助け支え合う」
原因と結果の連鎖が、
「生かされてる慈悲、愛」であり、
この「慈悲、愛」は常に私たちの側に存在してるということになります。


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交わる縁起


最後に、

前回のブログでお伝えした、

時間縁起とは起きてる因縁果報から知る「智慧」であり、

空間縁起とは起きてる依他起性から知る「愛」であって、


この2つが交わり「縁起」である様々な繋がりと出来事を認識することのできる真理です、

それはまさに時間と空間を越えた
「心の旅」と例えれます。



私的な視点になりましたが今回はここで終わりにさせていただきます。



縁起について気になる方は、時間縁起と合わせて何回も読んでいただけると、少しずつでも見えてくる視点があると思います。


お付き合いいただきありがとうございました。

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