少年、怪人に遭う。
ペン画の新作です。
タイトルは『Chlapec potká fantoma(少年、怪人に遭う)』、サイズは26,7cm x 21cmです。
先月『Rendering in pen and ink(日本語版タイトル「ペンで描く」)』というペン画の教本を購入した話を書きましたが
結局、本を読み込む暇も本に従って練習する暇もなく時間がたってしまいました。
今回はまず少年(というか幼児ですが)と怪人が闇夜で対峙している構図が思い浮かび、「これをペン画にしたい!」と、いてもたってもいられなくなり、勉強不足のまま制作することにしました。
困ったのが「闇夜で」というコンセプト。
さすがに画面の背景全部をペンでゴリゴリするのは効率が悪いし、人物が埋もれてしまう。で結局、月の周りの空だけ表現することにしました。
「闇夜で」って言ってますが、頭の中では最初から満月が浮かんでたんですね。満月がはっきり見える夜空は「闇」とは言い難いですが。脳内スクリーンとそれを表現する語彙の不一致が起きていた模様。
最初はこの空、点描で始めたんですけど、黒くなるまでにどれだけかかるんだろう、と不安になり、線に切り替えました。
月の輪郭の辺だけ、まだ最初の点描が見えるでしょうか。
せっかく買った教本は活用できていませんが、ペン画の黒と白の世界は独特の魅力がある世界なので、描き続けていきたいと思います。
ちなみに使っているのはGペンと墨汁です。
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