見出し画像

PdMとこれから

ダイニーはシリーズBラウンドで74.6億円の資金調達、そして新プロダクトとして「ダイニーキャッシュレス」と「ダイニー勤怠」をリリースしました。


チームごとに考えるダイニーのこれからを記事化し、連載「ダイニーとこれから」として配信していきます。
今回は、PdMの村上さんに、ダイニーのPdMチームのこれまでとこれからを聞いてきました。

まずは自己紹介をお願いします。

ー村上
ダイニーでプロダクトマネージャーをしている村上 隆史です。
新卒ではプロダクトマネージャーとして株式会社メルカリに入社し、新規事業を2つ担当した後にフリマアプリのグロースを担当、最終的には出品部門のHead of PMを担っていました。メルカリには3年半いましたが、モバイルオーダー×POSに可能性を感じて2021年11月にダイニーに1人目のPdMとして入社しました。自分が入社した時は社員が20人くらいだったのでだいぶ初期メンバーですね。

確かに、初期メンバーですね!村上さんはPdMとしてどのような仕事をしているのでしょうか?

ー村上
僕はデータに関するプロダクトを扱うData teamに所属しており、分析プロダクトや外部サービスとの連携、データ分析基盤などを担当しています。
ダイニーのPdMは、担う領域が幅広いことが特徴です。SaaS企業において、PdMはプロダクトマーケティングマネージャー、プロダクトマネージャー、プロジェクトマネージャーと職種が分かれていることもあるのですが、ダイニーでは市場やユーザーの調査やプロダクトの企画からお客さまに届けるまで、一気通貫で担当しています。

PdMといってもダイニーでは幅広い役割を担っているんですね!1人目PdMとしての入社とのことですが、少人数だからこそできたこと、反対にできなかったことを教えてください。

ー村上
大きな価値を秘めるダイニーを初期から作っていけたことは、1人目PdMならではの特権でしたね。LINE配信機能(※1)や来店アンケート機能(※2)など、ダイニーの価値であるCRM機能も僕が作ったのですが、大きな達成感がありました。

※1 ダイニーが提供する、飲食店のリピーター増加を目的としたLINEを活用したマーケティング機能。
※2 ダイニーが提供する、来店客からの飲食店に対する評価を自動で回収できるサーベイ機能。

また、プロダクト開発をどのようにやっていくのか整備することにも入社時からずっと取り組んでいて、より最大効果を出せるようなプロダクトマネジメントも自分で行ってきました。いわゆるPMO室のようなものですね。
さらには、プロダクト企画だけではなくデータ分析の立ち上げ・普及も行い、プロダクトチームだけでなく、カスタマーサクセス活動などにもデータ分析を活用して、よりお客様のサクセスを実現できるようになったことは大きかったです。
反対にできなかったのは、人手が足りずやりたいことへのチャレンジが難しかったことです。当時10個ほどのプロダクトを2名で担当していたのですが、常にパツパツの状況で(笑)次の人を採用するまでに1年ほどかかってしまいました。今は5名体制になったので、だいぶ分担ができるようになってきましたね。


人数が少ない分、裁量が多いことは自分の成長につながりますが、プロダクトが多いと大変ですよね・・・現在は5名チームになり、変化はありましたか?

ー村上
バックグラウンドが多様なメンバーが増えたので、それぞれの経験や多様なアイデア・意見を活かしてプロダクト作りに取りくめるチームになりました。
同業界で POSやモバイルオーダーの開発に携わっていた方、toCアプリの経験が豊富な方、エンジニアでPdMもやっていた方、飲食ITの経験がある方、POSも飲食も経験はないが顧客志向が圧倒的に強い方・・・などバックグラウンドが異なるメンバーが揃っているんですよね。色んなバックグラウンドの人がいるからこそ、多様なアイデア・意見が出て良いプロダクトを作っていけるようになったので、とてもバランスが良いチームを作れている自負があります。


まさに理想のチームの形ですね! バックグラウンドが異なる方々が集まっているPdMチームならではの強みを教えてください。

ー村上
ダイニーという会社のカルチャーでもありますが、顧客志向が圧倒的に強いことです。顧客を理解しようという文化が会社とチームに根付いていて、お客さまに直接インタビューをするだけでなく、積極的に加盟店に行ったり、担当領域の専門書を読んだり、とにかくお客さまを理解することを何よりも大切にしています。さらには、ダイニーの加盟店で実際に働かせてもらう「シフトイン」という文化があるのですが、PdMメンバーも実際に飲食店のシフトに入って働くことがあります。顧客理解のために、飲食店の従業員のLINEグループに入っていて、シフト依頼がLINEで来てしまうほどには飲食店の方々とも密な関係になってきていますね(笑)

また、全員が自走できているのが特徴です。全員、いい人で、社内全員ともよくコミュニケーションを取っていて信頼されているので、社内のみんなから気軽に相談してもらえることも良い点だと思います。

今後PdMチームがチャレンジしていきたいことはなんですか?

ー村上
チームとして今後チャレンジしていきたいことは3つあります。
1つ目は、採用活動です。これまでダイニーやPdMチームの社外へのアピールが十分にできていなかったので採用力も弱かったです。今回のこの記事のように、PdMチームの仕事内容、雰囲気、想いなどを伝える場を増やしていきたいです。そして、新たな仲間が増えれば、やりたかったけどまだ出来ていない事業やプロダクトに取り組んでいきたいです。

2つ目は、プロダクトマネジメントをより良く改善していくことです。ダイニーは今まさに、新規プロダクトを次々に立ち上げており、マルチプロダクト化が加速するため、それを支えるプロダクトマネジメント体制を構築する必要があります。人が増えたり、組織が変わっていくことに伴って、これまで正解だったことが正解ではなくなり、新たな課題が生まれてくるので、常にアップデート・改善していっています。

3つ目は、プロダクトの企画だけでなく、プロダクトデリバリーの領域にも意識的に取り組むことです。つまり、プロダクトをどのように顧客に届け、価値を提供するかということです。ダイニーはすでにマルチプロダクト化していますが、これにより社内の各チームへの情報共有や顧客への提供プロセスが非常に複雑になっています。プロダクト企画だけでなく、顧客への提供方法やフィードバック収集までを含めた広義のプロダクトマネジメントと捉え、PdMチーム全員が責任意識を持ってプロダクトデリバリーに取り組める仕組みや環境づくりに力を入れていきたいと考えています。


私も採用広報担当として、PdMチームについての発信もがんばります!PdMではどんな方にジョインしていただきたいですか?

ー村上
事業やプロジェクトをリードできるような、さまざまな経験を積んできた方や、事業へのコミットメント力が高い方にジョインしていただきたいです。

ダイニーはまだまだ使いやすくなるべきプロダクトです。今はtoB経験者が社内に多いのですが、toC経験者やUIUXに強い人など、多様なバックグラウンドの方にジョインいただくことでプロダクトがさらに誰にでも使いやすいものになると思っています。
また、ダイニーは大きな事業を作ることができる可能性を持っている会社です。飲食店に行く人全員がユーザーなので、日本中の方々全員がユーザーになる、そのような影響力の大きなプロダクトは限られていますよね(LINEくらいですかね・・)さらにダイニーは、toC向け/toB向けや0→1, 1→10, 10→100の各フェーズ、SaaSやFintech, HR, メディアなど様々な事業領域があるので、多くの人にとって、やりたい!と思うような事業がきっとあると思います。

今回は、PdMチームの村上さんにお話を伺いました。次の『ダイニーとこれから』もお楽しみに。


▼オンライン会社説明会はこちらから

▼ダイニー公式サイトはこちら

▼ダイニーの採用サイトはこちら


最後まで読んでくださりありがとうございます! 公式Xでもダイニーの最新情報をキャッチいただけます!