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ダイニープロダクトブログ

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【Zenn に dinii Tech Blog ( https://zenn.dev/p/dinii ) をオープンしました 。技術的な記事は今後 Tech Blog に掲載し…
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記事一覧

【React】なぜコンポーネントの中でコンポーネントを作るのは良くないのか?

こんにちは、ダイニーの Feature team でソフトウェアエンジニアをしている ta21cos です。 最近は新規事業である決済関連の機能の開発をメインに行なっています。 ダイニーにおける Feature team は機能にフォーカスした開発・運用を行っているチームです。最近は複数の事業毎に Unit として分かれて開発を進めています。 本日は、普段の開発で実際にあった Pull Request のレビューコメントから得た学びについて紹介します。 Dialog を実装

スタートアップで育休とるならこれくらいはやっておくこと3選

ダイニーのプロダクトマネージャーの武本です。 こんにちは。こんばんわ。 プロダクトマネージャーとは、製品の企画から開発、販売までを総合的に管理し、製品の成功に導く役割を担う職種です。 私はいま新規プロダクトの立ち上げから、PMFに向けて現在邁進中です!!! 私は昨年の10月に第一子が誕生し、同11月から翌年1月まで3ヶ月間育児休業を頂いておりました。 私が育児休業を取ろうとしたときにダイニーのPdMの正社員は、僕含めて2名しかいませんでした。 それなのに、育児休業取得を快

入社して3ヶ月で100人と飲んだPdMの話

みなさま、こんにちは。 ダイニーのプロダクトマネージャー(以下、PdM)のokuraです。 2024年4月よりダイニーに入社し、3ヶ月が経ちました。 怒涛の3ヶ月であり、気づいたら風のように過ぎ去っていたのですが、ここで振り返らせていただくことで、今後の糧にしたいと思います。 この記事は ダイニーのPdMって入社してどんなことするの? 入社3ヶ月のPdMにとってダイニーはどんな会社? 3ヶ月を経ての総括とこれから を中心に綴っていきます。 ダイニーという企業を知り

正しい事象を正しく見る - 本当の課題を特定するための、定量と定性の使い分け事例 -

みなさま、こんにちは。 株式会社ダイニーのプロダクトマネージャーをしているokuraです。 ダイニーに入社し約半年ほど経つ中で様々なissueに取り組んできました。 そのissueの解決は全てがスムーズに進められた訳ではなく、それなりの失敗もありました。 今回はそんな失敗の数々の中から、顧客の要望をきっかけとした課題の発見そして解決に至るまでの私の失敗と学びを取り上げさせていただきます。 顧客の声や要望はプロダクト開発における大切な資産ではありますが、取り扱い方や打ち手に

ダイニーモバイルオーダーの多言語対応の裏側 (Cloud Natural Language API の利用例)

こちらの記事は Zenn にも公開しています。 こんにちは!株式会社 ダイニーdinii (ダイニー) / Data team テックリードのkimujun です。 ダイニーのモバイルオーダーは多言語対応機能を提供しています。モバイルオーダーのヘッダーから言語を切り替えると、メニュー名やボタンのラベル等がすべて多言語対応された表示に切り替わります。 現在対応しているのは英語、中国語(簡体)、韓国語の 3 言語です。 この記事では主に多言語化されたマスターデータをどのよう

『システムコストレポート』 〜経営とエンジニアリングの橋渡し〜

こんにちは、ダイニーで VP of Technology というロールを担っている karszawa です。 本日は、ダイニーの Platform Team が運用している『システムコストレポート』について紹介します。 システムコストレポートの概要と意義システムコストレポートでは、ダイニーのシステム開発とシステムの維持に用いられるあらゆるコストを一覧化し、分析しています。分かりやすい例だと Google Cloud の各コンポーネントごとの使用量と、それが妥当なのかどうか

「まずはとにかくドメイン知識!」スタートアップがエンジニアインターン生を即戦力に導く戦略

こんにちは!株式会社 dinii (ダイニー) / Data team テックリードの kimujun です。 ダイニーのエンジニアリング部では、今年から学生インターンの受け入れを始めました。 現在ジョインから半年ほどですが、全員が十分にタスクを任せられるような状態まで成長してくれたため、初年度の受け入れは今のところ大成功です! この記事では、リソースの少ないスタートアップが最速でインターン生を戦力化するための戦略と、実践の記録を記します。 ちなみに…スタートアップでインタ

System Risk Records を用いたシステムリスク管理

ダイニーの @urahiroshi です。 先日、SRE NEXT 2024にて「プロダクトのスケールによって顕在化しうるリスクをどう管理するか?」というテーマで登壇しました。この際に紹介した “System Risk Records” というドキュメントを用いた運用フローについて、この記事でも簡単に紹介するとともに、SRE NEXT の登壇後に挙がった質問などから補足情報を記載します。 System Risk Records とは現在プロダクトが抱えているシステム上のリス

脱JIRA!Notionで実現する最強のプロダクトマネジメント

こんにちは。JIRA 愛用者だった @takashi です。 そんな JIRA を辞めて、Notion で最強のプロダクトマネジメントを実現しました! JIRA → Notion の移行背景Notion の直近の機能アップデートで、Notion に寄せたほうが便利になると考えたため、今回 JIRA → Notion 移行を実施しました。 Sprint 機能:JIRA の機能をほぼ Notion でも実現できる Notion AI:仕様や開発チケットを Notion 内に

POS レジで飲食店を支えるダイニーの障害対策:第二回 データ永続化で実現する React Native 製レジのオフライン対策

ダイニーの whatasoda です。 前回記事に続いて、第二回となる今回はデータ永続化で実現する React Native 製レジのオフライン対策と題して、システムに障害が発生しても最低限のオペレーションをレジ単体で実現するガチャレジ機能についてご紹介します。 ガチャレジとは、レジとして最低限の機能であるお金の管理に対応しているレジのことを指す俗称です。ダイニーがサービスを提供する飲食店ではお金の管理だけの機能では満足な営業を行うには不十分なため、この連載の中での「ガチャレ

モバイルオーダー一体型 POS レジで飲食店を支えるダイニーの障害対策:第一回 POS レジの重要性と障害の原因

こんにちは。whatasoda です。 ダイニーではプロダクトの開発に用いるプログラミング言語を TypeScript に統一しており、事業の中核であるモバイルオーダー一体型オンライン POS レジのアプリケーションを React Native で開発しています。 モバイルオーダー一体型オンライン POS レジにおいて何が障害となり得るのか、ダイニーがこれまでそれらの障害とどのように向き合ってきたのか、これから先どのように向き合っていくのかについて、連載記事でまとめていきます

Letter for Data Engineer

こんにちは!ダイニー Data team テックリードの kimujun です。 最近は BigQuery Data Canvas に衝撃を受け、社内にちょっとずつ布教するなどの活動をしています。 この記事ではダイニーの Data team がどのような未来を描き、その未来の実現に向けてどのような取り組みを考えているのかを、主に採用候補者の方に向けてお伝えしたいと思います。 ダイニーとはダイニーは飲食業界で All in one なサービスを提供する Vertical Sa

成長を加速する組織

ダイニー Engineering Manager の urahiroshi です。 ダイニーのエンジニア組織は今まさに組織拡大中であり、今後どのような組織にしていきたいのか、そのために何が必要なのかといったところを日々考えています。 現在のエンジニア組織については、以下のページのculture deckを参照ください。 どのような組織にしていきたいか、という点について1つ挙げたいポイントは「成長を加速する組織」という面です。組織が持続的に成長を続けるためには、組織に所属する

ダイニーが Prettier のスポンサーになりました! 🎉

こんにちは、ダイニーで VP of Technology を務めている karszawa です。本日は、ダイニーが開始した Prettier という OSS への寄付(スポンサー)について説明したいと思います。 これまでのダイニーでの寄付ダイニーは2018年に創業したスタートアップで、複数の投資家からのエクイティ調達を経て成長していきました。まだ上場はしておらず、誰がどう見ても投資フェイズにある企業です。 そんなダイニーが OSS への寄付を開始したのは2022年4月から