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入社して3ヶ月で100人と飲んだPdMの話

みなさま、こんにちは。

ダイニーのプロダクトマネージャー(以下、PdM)のokuraです。
2024年4月よりダイニーに入社し、3ヶ月が経ちました。
怒涛の3ヶ月であり、気づいたら風のように過ぎ去っていたのですが、ここで振り返らせていただくことで、今後の糧にしたいと思います。
この記事は

  • ダイニーのPdMって入社してどんなことするの?

  • 入社3ヶ月のPdMにとってダイニーはどんな会社?

  • 3ヶ月を経ての総括とこれから

を中心に綴っていきます。

  • ダイニーという企業を知りたい方

  • ダイニーのPdMの働き方に興味がある方

に特に読んでいただけるとうれしいです!

ダイニーについて

ダイニーは「飲食をもっと楽しく面白く」をミッション、「すべての飲食のインフラになる」をビジョンとして掲げ、テクノロジーで飲食業界の課題を解決しているスタートアップです。

一般消費者の方も目にする機会の多いモバイルオーダーを開発している企業だと思われがちですが、All in One Restaurant Cloud として、POSレジやハンディ、キッチンディスプレイなど店舗のオペレーションに必要なプロダクトを複数開発しています。今後もすべての飲食のインフラになるべくプロダクトの開発・事業の推進をしている企業です。

入社の経緯

入社以降を振り返る前に、なぜダイニーという会社に入社したかについて話させてください。
私はPdMとしては3社目で前職では主にエンタープライズ向けのCRM・SFA領域のプロダクトマネジメントに従事していました。

そちらでも、もちろん一生懸命働いていましたが、
「自分にとってより身近な領域に携わりたい」
「もっと顧客と近い距離・関係値でプロダクトマネジメントをしてみたい」
という思いが募り、転職活動を開始しました。
選考過程を通してCEO山田、CTO大友をはじめとする、ダイニーメンバーの飲食業界に対する熱い想いと描こうとしている未来図に対して、非常に共感し入社を決意しました。

また、たまたま転職時期に読んでいた「解像度を上げる」という書籍にダイニーのプロダクト開発が事例として紹介されており、そういったところからも運命的なものを感じました。

※「解像度」という抽象度が高い概念を、非常にわかりやすく解説している書籍なので、興味があればぜひ読んでみてください。
Amazon.co.jp: 解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法 : 馬田隆明: Japanese Books

入社してやったこと

飲食店にたくさん行って、同僚と美味しいご飯・お酒を飲む

入社してまず第一に取り組んだこと、それは「ダイニーに加盟いただいているお店で同僚といっぱい飲む!」でした。
いや、仕事しろよと思われるかもしれませんが、振り返ってみても意識的に取り組んで良かったなと思っています。
以下の2つを狙いとして行いました。

①たくさんの社内メンバーと仲良くなる

PdMはその役割的に、社内のあらゆる役割・役職の方と仕事をすることになります。 共にプロダクトを開発するエンジニア・デザイナーはもちろんのこと、顧客に日々向き合ってくれているビジネスサイドのメンバーとも日々コミュニケーションをとることが求められます。

また、大いに頼られ、そして大いに頼ることのできる環境・関係を早期に構築することはPdMとして仕事をしていく上でとても重要だと今までの経験から感じていました。

②結局、現地に行くのが一番わかる

ダイニーのプロダクトは、飲食店で使われているシーンがほとんどです。
プロダクトの一つであるモバイルオーダーが使用される場所は、当たり前ですが会社のオフィスではなく、飲食店のテーブルについた時です。

なので、モバイルオーダーを使うユーザーのユースケースや心理状況をより理解するには、自身が実際にユーザーとして使ったり、隣のテーブルでモバイルオーダーを利用している来店客を観察するのが一番手っ取り早いと感じています。

また、前述のとおりダイニーはモバイルオーダーだけでなく、店舗オペレーションを実行するためのPOSレジやハンディといったプロダクトも開発しています。 これらがどのように使われているか、現地に行ってスタッフさんを観察したり、目の前で操作してもらったり(なんなら動画を撮らせてもらったり)することで学びに繋がり、予期していない気づきを得ることもできました。
様々な飲食店に導入いただいているからこそ、机上でうんうん考えるより、現地に行って実体験するのが私にとっては一番のインプットになりました。

以上の理由から、(それ以前に、単純にめちゃくちゃ楽しいから)社内メンバーとダイニー加盟店を中心にたくさん飲みにいきました。
数えた結果、これを書いている6/22時点で社内メンバー延べ100人以上と飲みに行っていたようです。UU数はざっと60人くらいでした。(ダイニーの社員が100名くらいなので過半数)

ダイニーを導入いただいている飲食店での二次会
PdMとSalesでの飲み会(普段の風景です)

※ダイニーメンバーへ
打算的にみなさまと飲みに行ったわけではありません。
これからもたくさんご飯・飲みいかせてください!

プロジェクトの遂行

飲み食べをしてただけかと思われるかもしれませんが、いわゆる仕事もちゃんとしていました。
現在も継続中ですが、入社直後は特に

  • ビジネスと顧客との商談への参加

  • プロダクトひたすら触る

  • 社内ドキュメント・Backlogなど目を通す

などインプットに寄った動きをしていました。
また、上記と並行してダイニーのお客様である大手飲食店様、大手飲料メーカー様、ダイニーの3社でダイニーのモバイルオーダーを活用した企画のプロジェクト推進を任せてもらいました。
プロジェクトの詳細は都合上、割愛しますがダイニーが将来的に広げていきたい市場に対しての検証を実施するものでした。

ダイニーに入社して、初めてのプロジェクトリードであったのと同時に、事業内容・企業規模など全く違う会社と企画を詰め、開発・デリバリーを行ったことは飲食店舗や飲食業界を理解する上で非常に大きな機会でした。
企画は無事リリース完了し、成果は検証中ですが、将来の材料になる十分な結果を得られるのではないかと期待しています。

入社したてのメンバーにこのような機会を与えてくれるのもダイニーの大きな魅力であり、PdMとしてやりがいを感じられる部分だと感じています。

ダイニーという会社に感じていること

飲食業界のことを学ぶ・知るための環境が整っている

ダイニーは飲食業界をお客様としており、飲食店の皆様に価値を提供するプロダクト開発をすることが使命です。
そのためには飲食業界・飲食店のことを深く知り、プロダクトに落とし込むことが求められます。
この「顧客のことを深く知る」という点において、ダイニーは非常に環境が整っていると感じています。それを感じた要因をいくつか挙げさせていただきます。

まず、飲食業界で働いていた経験のあるドメインエキスパートが多いです。
ダイニーには飲食店で働いていた経験のあるメンバーがたくさんいます。中には店長やエリアマネージャーをしていたメンバーもいます。

また、ダイニーのように飲食店をお客様とする企業で働いた経験があるメンバーも多くいます。
そのような業界経験豊富なメンバーの知見や意見はプロダクト開発においても、非常にありがたく、プロダクトの開発時にも飲食店従事者の視点で意見をもらえるなど、環境が整っています。

そもそものカルチャーとして「顧客に会いに行く、話にいく」という思想が非常に強いです。
例えば、ダイニーには「シフトイン」というカルチャーがあります。これは、ダイニーを導入いただいている店舗側に事前OKをいただいて、店舗で1日数時間働かせていただけるというものです。

ダイニー加盟店にシフトインするテックリード

飲食店が実際にどのようなオペレーションで運営されているか、ダイニーのプロダクトが実際にどのように使われているかを身をもって知ることができます。
店舗側からすれば、普段飲食店で働いていない人間が急にシフトに入るので、一定のご負担をかけてしまう面もある中で、これを許していただいているのは感謝しかありません。 私はまだシフトインしたことはないのですが、いずれやってみたいと思っています。

このように、飲食業界を深く知ることのできる環境が整っており、プロダクト開発する身として非常にやりやすいです。

ビジネスサイドとプロダクトサイドの関係が心地いい

よく耳にする話として、ビジネスサイドとプロダクトサイドのどちらかに極端にパワーバランスが偏っていたりするといったことがあると思います。
それ自体が悪いという訳ではなく、アウトカムさえ継続して出ていれば問題ないとは思います。ただ、このような環境では往々にして下記のような影響が出てしまう恐れがあります。

コミュニケーションの断絶

  • 影響: セールスと開発の間で情報共有が円滑に行われなくなり、顧客のニーズや市場のフィードバックが正確に開発チームに伝わらなくなる。

  • 結果: 顧客の期待に沿わない製品が生まれ、顧客満足度が低下する。

パワーバランスの偏り

  • セールス主導の場合

    • 影響: 顧客の要求が過度に優先され、短期的な利益を追求するために開発の長期的な戦略や品質が犠牲になる。

    • 結果: 技術的負債の蓄積や、将来的なメンテナンスコストの増加が発生しやすい。

  • 開発主導の場合

    • 影響: 技術的な完璧さを追求しすぎて、市場の動向や顧客のニーズに対する適応が遅れる。

    • 結果: 競争力の低下や、顧客の離反が進む可能性がある。

プロダクトビジョンの揺らぎ

  • 影響: 組織間の対立が原因で、統一されたプロダクトビジョンが持てなくなる。

  • 結果: 一貫性のない製品開発が行われ、ユーザーエクスペリエンスが悪化する可能性がある。

対して、ダイニーにおいてはビジネスサイドとプロダクトサイドが相互にリスペクトの感情を持ち、非常に気持ちの良い空気感が存在しています。
私も含めたプロダクトサイドの人間は、ビジネスサイドのメンバーが顧客と正しく関係を構築し、そこから要求を吸い上げ、プロダクトへのフィードバックを返してくれることに大きく感謝すると共に、非常にリスペクトしています。
ビジネスサイドのメンバーも、プロダクトサイドに対する感謝の念を言葉・行動で表している場面をたくさん目にします。

Salesメンバーから開発メンバーへのSlack投稿

この心地の良い関係が、プロダクトが多くのお客様に使っていただき、その進化を急速に推し進めているのは間違いないと思います。
私個人としても、この関係は非常に素晴らしいと思っており、メンバーが増え、規模が拡大したとしても絶やしたくないカルチャーだと思っています。

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ダイニーでは「飲食をもっと楽しく面白く」をミッションに、飲食を楽しむ消費者やそこで働かれている方々の体験をより豊かなものにすべく、テクノロジーを駆使・展開している会社です。 転職して早くも3ヶ月が過ぎようとしていますが、非常に充実した日々を過ごしています。

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