Volume.3 ローカルデザイン事例:秋酒祭(あきざけまつり)
こんにちは!
デイリー・インフォメーション中部 ローカルデザイン事業部の丸山です。
今回は、DIN中部で実施したローカルデザインの事例をご紹介します。
まず1つ目は、久屋大通公園で実施した「秋酒祭(あきざけまつり)」です!
秋酒祭は、10月1日が「日本酒の日」ということでスタートしたイベントで、名古屋の久屋大通公園に20~30の酒蔵が集まる日本酒好きにはたまらない催し。
なんと、今年3年ぶりに実施が決定しました!!
日程は10月1日、2日、場所はコロナ前と同じ「久屋大通公園」です。
やっと再開できる喜びの中、誠意準備中ですのでぜひ遊びにきてくださいね。
★プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000048223.html
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https://zip-fm.co.jp/akizake22/
さて、この「秋酒祭」がどうローカルデザインなのかという本題に移りたいと思います。
第1回、第2回でも書きましたが、私たちの考えるローカルデザインは、地方ならではの課題を知り、その中にある魅力をデザイン(設計)の力で引き出すことです。
今回、地方ならではの課題として「地元・愛知の日本酒の認知度が低い」ということがありました。
愛知県の酒造りは古事記や日本書紀にも記載があるといわれており、とても長い歴史を持っています。そして江戸時代になると二代目名古屋藩主が酒を好んだことから、奈良より杜氏を招き、酒造りを奨励するなど酒造りはますます発展。いまも全国に誇る旨口の酒が造られております。
しかし、なかなかその認知度は高まらず、全国の日本酒ランキングでも愛知県の日本酒の銘柄は50位以下にやっと登場する、という現状です。
(参考:SAKE TIME https://www.saketime.jp/ranking/)
わたしたちはなんとかして愛知県の酒蔵・日本酒の魅力を伝えたいと思いました。
もちろん全国の日本酒数好きの人に情報発信することも必要なのですが、まずは地元の人に「愛知県でこんなに美味しい日本酒がつくられているんだ!」ということを知ってもらうことが必要だと考え、地元でのイベントを企画しました。
そして、何度もイベントでお仕事をご一緒しているラジオ局のZIP-FMさんとプロジェクトチームを組み、無事2017年に第1回目の「秋酒祭」を行うことができたのです。
澄み渡る秋空と心地よい音楽の下で、気軽に楽しく日本酒を飲み比べてお酒を酌み交わし、地元トークで盛り上がって、「愛知に生まれてよかったな」と思える・・・そんなイベントを目指しました。
結果は大成功。
2年目の秋酒祭では2日間で8000人もの集客をすることができました。
酒樽のモニュメントでは沢山の人が記念撮影をしてくださり、SNSでも数多く投稿されました!
酒蔵さん1社1社のPRが難しくても、1か所に集めることで大衆の目を引き興味関心を湧き起こすことができると証明できたイベントでした。
私自身も愛知県出身なので、こうやって愛知県の魅力が再発見されるのはとても嬉しいですし、まさに「ローカルデザイン」だな、と感じました。
愛知県の日本酒は本当に美味しいですよ!
10月1~2日、ぜひ久屋大通公園に遊びに来てくださいね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
※次回は、来週の更新を予定しております。
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