【O】originality が、最後に残る。
タイトル、アルファベット縛り。
【あ】【い】【う】……【ん】の続きで、
【A】【B】【C】……【Z】まで書く
という遊びをしています。
第61回【O】は
originalityが、最後に残る。
あるミュージシャンのラジオに、お悩み相談のメールが来ました。
「僕は将来、歌手になりたいです。作曲をしているのですが、どうしても好きなアーティストの曲に似てしまいます。僕には才能が無いのでしょうか」
ミュージシャンの答えは、こうでした。
「似ちゃってもいいから、100曲作ってみて。101曲目も似ちゃってたら、それは才能が無いってことかもしれない。
……でもきっと、そうはならないと思うよ。頑張って」
僕はこの答えがとても好きです。
このミュージシャン、「〇〇に影響を受けてこの曲を作った!」ってガンガン言っていくスタイルの人で(笑)
たとえば、急にファミコンっぽい音を使った曲をリリースしたと思ったら、「洋楽の〇〇が好きで、ピコピコ音を使ってみたんだ」ってハッキリ言っちゃう。
僕、その洋楽を調べて聞いてみたんですけど、ピコピコ音なのが共通してるだけで、全然違う。
真似してもオリジナリティが損なわれないことを分かっているから、ガンガン真似していく。そして簡単にバラしちゃう。カッコいいです。
一方、とある大御所漫画家は「漫画家になると決めたその日から、漫画を一切読まないことにした。影響を受けたく無いから」と言います。
たしか……うろ覚えですけど、手塚治虫さんに憧れたから手塚さんの作品だけは読んだけど、他は読んでないとか、そんなんだった気がします。
結果、すごく独特の作品を描く漫画家になったんですけど……うーん🤔
作品、めっちゃ面白いんですよ。
だけど、他の漫画家のテクニックを取り入れていたら、もっと読みやすくてさらに面白い作品を描けたんじゃないかなーって僕は正直、思ってしまいます🤔
さて。
originalityを持とうとすることはとても大切なことです。
パクって金儲けだけ出来ればいいなんて、論外です。
ただ、一説によると「学ぶ」の語源は「真似ぶ」らしいです。
上に書いた二つで言うと僕は、ミュージシャンの話がとても好きなのです。
どれだけ真似しても消えずに、最後に残るもの。
それがoriginality。僕はそう思います☺️
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?