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質問は成長の源! リモートワーク環境だからこそ、どんどん質問をすべき理由

どうも、デジタルキューブグループ 広報のタカバシです。

みなさん、職場で質問するのに躊躇したことはありませんか?
「今、質問するのは適切なタイミングだろうか...」「初歩的な質問をして、幻滅されないだろうか...」そんな想いが頭をよぎったことがある方もいらっしゃるかもしれません。特にリモートワークの場合、相手が忙しそうかどうかが見えないこともあり、気軽に質問できる機会が減ったと感じている方も少なくないでしょう。対面での何気ない会話から生まれる質問の機会が失われ、コミュニケーションの取り方に戸惑いを感じている方もいるかもしれません。

デジタルキューブはフルリモートで業務を行っていることもあり、コミュニケーションを大切にしています。でも、考えてみれば、質問することに躊躇する気持ちもわかります。新しい環境だったり、先輩や上司に対してだったり、あるいは単に自分の知識不足が露呈するのが怖かったり…

そこで今回は、「どんどん質問しよう!」というテーマで、質問することの大切さや、効果的な質問の仕方、リモートワーク環境だからこそ、どんどん質問すべき理由について考えてみたいと思います。


質問の重要性とイノベーション

質問は学びと成長の源泉であり、個人と組織の発展に不可欠な要素です。質問を通じて新しい情報を得たり、既存の知識をより深く理解したりすることができるのはもちろん、質問が新しい発想のきっかけとなり、創造的な解決策を生み出すこともあります。

また、質問とその回答のプロセスを通じて、自分と相手の理解度を確認し、共通の認識を形成することもできます。これは円滑な業務遂行に大いに役立ちます。

さらに「当たり前」と思われていたことへの疑問が、隠れた課題や改善点を浮き彫りにすることもあります。例えば、「なぜこの手順で行っているのですか?」という単純な質問が、新しい業務プロセスの開発につながったり、「他の会社ではこれをどう解決しているのでしょうか?」といった質問が、外部の知見を取り入れるきっかけになったりします。

デジタルキューブでは、こうした「問いを生む質問」を特に歓迎しています。なぜなら、これらの質問こそがイノベーションの出発点となるからです。質問を通じて新たな課題を発見し、それを解決していく過程で、私たちのサービスや組織はより良いものへと進化していきます。
質問は単なる情報収集の手段ではなく、個人の成長、組織の発展、そしてイノベーションを促進することもあるのです。

良い質問とは?

では、どんな質問であれば、みんながハッピーになるのでしょうか? 良い質問には、いくつかの特徴がありますが、迷惑な質問の逆を考えてみるとわかりやすいです。

・事前にある程度調べて、その内容を盛り込む
・オープンエンドな質問(Yes/No では答えられない質問)にする
・5W1H を意識して質問をする
・相手の専門性や経験を活かせる質問をする

例えば…
✕「プロジェクトについて教えてください」

◯「プロジェクトの目的と、現在直面している課題について教えてください」

質問者はこのプロジェクトについて、何を知りたいのか、どこがわからないのか、回答者にはそれがわかりません。なので、具体的に知りたい部分を質問に含める方が良いです。

✕「〇〇の手続きはどうしたらいいですか?」

◯「〇〇の手続きをしたいのですが、□□□□を確認しましたが見つかりませんでした。他に確認すべき場所や、詳しい方をご存知でしたら教えていただけませんか?」

実は回答者も「資料は□□□□にある」と思っている場合もありえます。また、手続きに関するドキュメントが必要なのか、それとも手続きができればOKなのか、どんな解決方法を望んでいるのかを提示するのも有効です。

質問をする時には、その背景や文脈の説明だったり、自分なりの考えや仮説を述べることで、回答がしやすくなります。ChatGPT などの生成 AI を活用して、事前に情報を整理することで、より深い質問や議論につなげることもできます。

オープンな場での質問と共有

デジタルキューブでは、グループチャットなどのオープンな場で質問することを推奨しています。これには以下のようなメリットがあると考えているからです。

  1. 同じ疑問を持つ他のメンバーにも情報が共有される

  2. 質問と回答がテキストデータになることで、検索や活用がしやすくなる

  3. 質問の対象者以外の人が回答してくれる(可能性がある)

  4. 多様な視点からの回答が得られる(可能性がある)

  5. 新たな疑問や課題を見つけられる(可能性がある)

オープンな場で質問することで、思わぬ人からの有益な情報や異なる視点、新たな課題や疑問を得られることがあります。組織の知識共有を促進し、予期せぬ形での問題解決やイノベーションにつながる… 質問からこんなにも可能性が広がります。

あとは、雑談のチャンネルなどでカジュアルにコミュニケーションすることも、質問へのハードルを下げる意味で重要だと考えています。日常的な会話の中から自然に質問が生まれ、それが有益な議論に発展することも少なくありません。
デジタルキューブでは、リモートワーク環境下でも活発な情報交換と知識共有をすべく、オープンな場での質問を推奨しています。

質問される側のメリット

実は質問される側にもメリットがあります。
まず、質問に答えるプロセスは、自身の知識を整理し、より深い理解につながる絶好の機会です。普段何気なく理解していることでも、それを他人に説明しようとすると、自分の理解度が明確になります。また、質問に答えることで、無意識に理解していたことを言語化する機会を得られます。この過程で、自分自身が気づいていなかった新たな視点や洞察を得ることも少なくありません。これまでに「人に教えることが何よりの勉強になる」ということを実感された方も多いのでは?

さらに、質問されるということは、その分野の専門家として周囲から認知されているという証でもあります。自分のスキルや知識を活かして他者に貢献できるということは、モチベーションにもつながります。
ということで、質問される側にもメリットがあることがわかれば、質問へのハードルはさらに下がるのではないでしょうか。

質問することを躊躇している人へ

質問することは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、学ぶ意欲と向上心の表れです。デジタルキューブの行動指針のひとつに「常に学び続ける」というものがありますが、まさに私たちは常に学び続ける必要があります。

カジュアルな雑談のタイミングが少ないからこそ、質問をすることでコミュニケーションを図る… 質問し、答え、それをシェアする。この小さな行動の積み重ねが、個人の成長はもちろん、チーム全体、さらには組織全体の成長につながっていくのだと思っています。質問はためらわずに、積極的に声を上げてみてください。

それでは、また。

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