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内定者研修を一新。採用責任者が語る内定者研修に対する想いとは!?

こんにちは、デジタルフォルンの岩崎です。
デジタルフォルンでは、2025年4月入社の方の内定者研修を実施しています。今後その様子のご紹介などもたくさんさせて頂く予定ですが、その中で今回は内定者研修にあたって、どういう狙いで推進しているか、全体像などについて少しご紹介させて頂きます。


①内定者研修全体の狙いと背景

まず我々の内定者研修は任意参加です。
人によっては大学生活の最後期、どうしても研究が忙しいなどあったりしますし、それを差し置いて入社前の会社の研修に多くの時間を割いていただくというのは、正直難しいと思っています。

ただ、参加いただくことができる方でも多かれ少なかれいろいろ用事がある中で、合間に時間を作って参加いただくことになるので、狙いを明確にして出来るだけ多くのものを得てもらいたい、持って帰ってもらいたい、そういう思いを持っています。

そうした思いを起点に、何を得てもらうのかという狙い別に、内定者研修というものを大きく2つの機能に分けています。

 ・第一弾:同期で仲良くなること
 ・第二弾:入社後のスタートダッシュを加速する自信と技術を得ること

こういう狙いをそれぞれ持って推進しています。今回この後、第一弾の内定者研修については、詳細をご紹介していきたいと思います。

②第一弾の内定者研修で得てほしいもの

この第一弾の「同期で仲良くなる」ということですが、入社直後は知らない人が多すぎる、覚えないといけない名前が多すぎるという、新しく入社した人特有の問題・課題があります。

私自身も新卒入社時はそのあたりかなり大変でしたし、正直緊張感もすごくありました。緊張感自体は決して悪いものではないのですが、こういう全く知らない環境で新しいことをやるとなると、緊張感のレベルも相当高く、心身への負担はすごく大きいと感じています。

そういった入社直後期の緊張感を少しでも緩和して臨んでもらいたい
我々は内定者研修を通じて「同期」や「距離や年齢の近い先輩」という関係性を構築して、少しでもそういう負担を少なくして、正しい安心感(単に緩むという意味ではなく、何かあった時に気軽なコミュニケーションや相談ができる環境にあるという安心感)を持ってもらいたいと思っています。

内定式は2024年10月に浅草の街をグループで歩いて謎解きをするというものにしました。

そうすることでそのグループの人たちとは会話をする時間が生まれます。それと近い考え方で、研修においてもある程度グループを作ってワークするスタイルで推進しています。

ただし、単に飲食をして雑談をするようなだけではなくて、もっと踏み込んで、議論をして喧々諤々一つの課題に向き合う、そういう中で得られる本当の意味での仲間という感覚を得てもらいたいと思っています。

一般的に交流会での雑談もしくは研修ということであれば独学(集合して座学という形でも結局グループワークをしない限りはほぼ独学に近いスタイルだと思っています)が多いと思います。

もちろん我々もより気軽な気楽な交流もしますし、独学に近いような研修(第二弾で予定している技術的な研修)もしますが、その中間点として議論などグループワークを通じて、あるべき仲間意識を醸成してもらう、この第一弾の内定者研修ではそこに踏み込んで推進しています。

③第一弾の内定者研修の議論のテーマ

じゃあ、どんな課題に対して議論をしていくのかというところですが、今回はなんと「自分たちの入社式の企画」をコンペ形式で実施する、そこで出た案を入社式企画として採用します!というテーマにしました。

我々の入社式は、まず思い出に残ること、そして歓迎の意をちゃんと伝えられるようにすることをモットーにやっています。結果として式典形式での実施でも良いのですが、基本的には式典という形ではなく、より会話が弾む思い出に残りやすい、そんな入社式を毎年企画しています。

そんな中で、入社式で迎えられる側の方々がどんなものであれば喜んでくれるのか。どういう形であればもっと思い出に残るのか。この辺りは実際に内定者の方に様々な意見を頂いて社員で企画をするのですが、非常に難しいものがあります。

ならば、研修を通じて企画を内定者の方にお願いしよう!という発想で、
・同期で喧々諤々議論を行い、早くから仲間の感覚を持ってもらう
・それをサポートする形で近しい先輩を作ることができる
・やりたい、面白いと思うことを企画して実現できる体感を持ってもらう
・なにより自分たち発案のものというところで思い出に残る
という様々な狙いや効果があると思っています。

また、予算等の諸条件を予めプレゼンの前提として提示することで、企画力を始めとしたビジネススキルと向き合い、体感してもらう機会も得られるのではないか、そういった「研修」としての狙いも多く持っています。

④企画スタート後の課題と修正

実はこういう2段階に分けた内定者研修は、この25年4月入社の内定者の方々から初めて実施したのですが、企画をしていくにあたって社員一同かなり色々考えて開始をしたものの、実際に研修をしていく中で様々な問題が出てきました。

そういった問題を一つ一つ解決していきながら推進していく中で、最終的に2つの課題と向き合う必要が出ました。
・様々な面白いアイデアや実現したことが出てきている中で、明確な優劣を付け、どれか一つだけ採用し、他のアイデアを捨てるような形にしてしまって良いのか?
・入社式という大きな門出に際して、入社式の企画そのものにサプライズなどは感じにくく、既存社員からの歓迎の気持ちが出にくい形なのではないか?

正直初めてこうした研修を取り入れていったがために途中で微修正もあるかなとは想定していましたが、内定者の方々がとても真剣に真摯に取り組んでくれただけに、研修の根本に対しても意見が出てくる形になりました。

今回は研修の途中ではありましたが、急遽
・企画いただいた案は、入社式以外の社内イベントなどで出来る限り全て実現する
・入社式は逆に、内定者の方が喜ぶ、ドキドキするようなサプライズなどを含めた形で若手社員などの協力も得て既存社員で企画していく

という形に変更しました。

急な変更で戸惑ってしまった方もいたかもしれず、その点は本当に申し訳なかったなと思ってはいますが、内定者の方にも、出来るだけ企画いただいたプランを実現したいという思いなどを伝え、その気持ちは正しく伝わったのではないかと思います。

今回は内定者研修のご紹介ということで、研修途中での研修内容変更含めて生々しい部分を含めた第一弾研修のご紹介をしました。我々は目的の達成をしていく中で必要ないことは捨て、必要なことは柔軟に取り入れています。

ただ、その分初めてのドキドキがあるので、そういう緊張感といつも共にありますし、途中でこうした変更なども起こり得たりします。

今回も色々なことがあった中で、実際に参加してくれた内定者やサポートしてくれた先輩社員はどう感じているのだろう、そんな思いや不安が尽きない中で推進をしましたが、デジタルフォルンという会社は常にそれを「行動する」ことで攻略してきました。

そういった我々の理念のような部分を含めて、今回の研修の目的が達成できればと思っています。

今後、内定者研修に参加した方のインタビューなど、いろんな形でこの第一弾の研修について裏側や各々の所感など出していく予定ですので、是非お楽しみに!