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今回は思考法のお話です。

依然、プログラミング的思考と論理的思考の記事を書きました。

今回は、思考法の一つであるラテラルシンキングを取り上げます。

ラテラルシンキングは日本語では水平思考と呼ばれています。

ロジカルシンキングが前提や事実をもとに、順序やつながりを重視して多くの人が納得できる解を導く思考なのに対し、ラテラルシンキングは前提から疑う、条件を変えてしまう、といった一見ずるい思考をとります。

ラテラルシンキングの回答例を聞くと、そんな回答ありなの?その前提変えてもいいの?といった反応をしたくなると思います。

しかし、ビジネスにおいて業界の常識や習慣といった変えても良いが誰も疑ったことのない前提はないでしょうか。

経験が豊富になることで判断が早くなったり、妥当な結果を導きやすくなります。
一方で、経験や前提が無意識にバイアスになり、その延長線でしか考えられないこともあります。

VUCAの時代、今までとは違う問題解決を発想するために、前提を疑って考える思考も大切になっています。

・洗髪、髭剃りなど散髪の附随サービスをなくせないか
・商品をお店でなく家で購入できないか
・不要なものを必要な人が買い取ってくれないか

など、どれも今となっては当たり前のサービス形態ですが、初めて世に出たときは多くの方は驚きがあったのではないでしょうか


守らなければならない常識や標準といった大切な基準は守りつつ、
ここは変えられたら今までと違う解決策やサービスが提供できるのでは?
と考えてみると新しい可能性が見えてくるかもしれません。

最後にラテラルシンキングの1つの手法として、オズボーンのチェックリストを紹介します。

・他に使えないか?
・他から応用できないか?
・修正できないか?
・大きくできないか?
・小さくできないか?
・代用できないか?
・アレンジできないか?
・逆にできないか?
・組む合わせられないか?

自分のなかで制約になっているものは案外気付きにくいものなので、
属性の遠い人(社外の人、業界外の人、年齢の離れた人など)と話しならがら案を出すと考えもしなかった案がでるかもしれません。



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