イーロン・マスクは、2022年後半からロシアのプーチン大統領と定期的に連絡を取っている。

米国のWSJ(Wall Street Journal/ウォールストリート・ジャーナル)(電子版)のトーマス・グローブ(Thomas Grove)、P. ストロベル(P. Strobel)、アルナ・ヴィシュワナータ(Aruna Viswanatha)、ゴードン・ルボルド(Gordon Lubold)、サム・シェクナー(Sam Schechner)は2024年10月25日に、世界一の富豪で米国の宇宙開発の要であるイーロン・マスク(Elon Musk)は、2022年後半からロシアのウラジーミル・プーチン大統領(Russian President Vladimir Putin)と定期的に連絡を取っていると報告した。

米国、ヨーロッパ、ロシアの現職および元当局者数名が確認したこの話し合いは、個人的な話題、ビジネス、地政学的な緊張に触れている。

ある時点でプーチンは、中国の習近平国家主席(Chinese leader Xi Jinping)への恩恵として、台湾上空でスターリンク衛星インターネットサービスを開始しないようイーロン・マスクに要請したと、この要請について説明を受けた2人が語ったという。

マスクは今年、ドナルド・トランプ(Donald Trump)の選挙運動の重要な支持者として浮上しており、トランプが勝利すれば政権内で役割を果たす可能性がある。

米国とその同盟国は近年プーチンを孤立させてきたが、マスクの対話はロシアの指導者との再交渉の兆しとなり、ウクライナ戦争などの主要な亀裂について合意したいというトランプの表明した希望を強める可能性があると伝えている。

同時に、プーチン大統領がアメリカの主要な敵対者の一人であることを考えると、この接触は現政権の一部に潜在的な国家安全保障上の懸念を引き起こしている。

マスクは米軍や諜報機関と深いビジネス関係を築いており、アメリカの最も機密性の高い宇宙計画のいくつかについて独自の知見を持っている。スターリンク・サービスを運営するスペースXは、2021年にUS$18億の機密契約を獲得し、国防総省とNASAの主要なロケット発射機関となっている。マスクは機密情報へのアクセスを許可するセキュリティクリアランスを持っていると報告した。

今世界中のマスコミで、その危険なビジネスについて大きな話題になっている。

https://www.wsj.com/world/russia/musk-putin-secret-conversations-37e1c187?mod=itp_wsj,djemITP_h
https://edition.cnn.com/2024/10/25/politics/elon-musk-vladimir-putin