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PayPayカードの意外なセキュリティー対策に驚いた
新しいポメラDM250が発表になり、直販サイトから250台限定で売り出されたホワイトモデルは、次の日の朝には完売していた。
私も、どうせ買うのならケースと液晶フィル厶が付いて定価で売っているホワイトモデルが欲しと思ったが、250台限定ではすぐに売り切れると思った。そのため、少しでも早くと思い、仕事終わりの夕方、焦りながらスマホを操作していた。
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幸い、その時点ではまだ「在庫あり」になっていたが、これまでキングジ厶の直販サイトで買い物したことがないため、初期の会員登録が必要で時間がかかった。ようやく氏名や住所と決済に使うクレジットカードの情報を入力して[決定する]ボタンを押したところ、「処理がエラーになりました」と表示された。
「焦ったから、カード番号でも入れ間違えたか?」と思いつつ再度入力しようとしたとき、そのスマホに「0570」から始まる見慣れない番号から電話がかかってきた。電話を取ると、男性の声で「PayPayカードセキュリティセンターです」と名乗った。(自動音声ではない)
相手「いま、買い物をしようとしてエラーになりませんでしたか?」
私「なりました」
相手「支払総額は6万円ぐらいですか?」
私「そうです」
相手「実は、別の問題ある取引と似た疑わしい取引なので、こちらの判断でいったんカード払いを止めさせていただきました」
私「そうですか。国内メーカーの直販サイトの買い物なので、大丈夫だと思いますが…」
相手「電話で、ご本人様が使っている事を確認できたので、処置を解除します。もう一度決済していただければ、今度はエラーにならないと思います」
実際、その後[決定する]ボタンを押したところ、何事もなく決済できてホワイトモデルの注文が完了した。
今回驚かされたのはPayPayカードのセキュリティー対策で、おそらく担当者が「疑わしい決済」の表示を見ていて、必要に応じて取引を停止し、登録している使用者の携帯電話番号に電話して、使用者自身が使うことを確認しているのだろう。
PayPayカード自体は前身となったYahoo!カードを含めて比較的新興のカードだが、それなりにユーザー数も多く日々数えきれない決済が発生しているだろう。それなのに、こんな原始的で手間がかかるセキュりティ対策を取っているとは思わなかった。
他のカード会社でもやっている事かもしれないが、原始的であるだけに不正利用を防ぐ効果も高いのかもしれない。
カード年会費は永久に無料のカードだが、ここまでセキュりティに手間をかけてもらえてありがたいと思う。いきなり電話がかかってビックリしたが。