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地域の米農家さんと消費者を直接つなげる検索サービス「米米サーチ」とは

「米米サーチ」リリースの背景

私の記憶では1年程前までは、10kgで4,000円程度で購入できていた「お米」ですが、2025年1月現在は7,000円~8,000円くらいまで値上がりしています。

恐ろしいことに、5月以降はさらにお米の在庫が無くなることで、お米の値段が跳ね上がる可能性も予想されます。

これはちょうど、一箱1,000円くらいだった不織布マスクが8,000円~10,000円くらいになったあの頃を思い出させる流れです。

うちの家族はパンよりもご飯が合う体質のようで、なおかつ子供たちは食べ盛りな年頃。

学校が長期の休みに入ると、約10合(炊飯前の状態で1.5kg)のお米が1日でほとんどなくなってしまう、なんてことも珍しくありません。

消費者目線から言えば、主食であるお米がこの価格帯になってしまう事自体、本当に大問題ですが、手に入らなくなってしまえばさらに死活問題になります。

一方で、お米農家さん側からは、今のお米の価格が「適正価格」であって、これまでの価格が異常に安すぎた、という声も聞こえてきます。

戦争による肥料の高騰や、ありとあらゆる農業資材の高騰なども背景にあるようです。

中には「売れば売る程赤字になる」なんて農家さんも珍しくないようです。

ここではあえて深堀りしませんが、多くの「生産者」「消費者」が、相互に苦しんでいるような状況には、お米の生産・流通を取りまく、様々な関係事業者の存在が関わっており、農業の担い手の高齢化や国の政策なども大きく影響しているようです。

このような危機的な状況に面し「私たち一般消費者に何かできる事は無いのか」と考えた結果、私が辿り着いたのが「米農家さんと消費者を直接つなぐ検索サービス|米米サーチ」の開発でした。

「米米サーチ」は、自分の作ったお米を消費者に直接販売したい米農家さんが、ご自身の直販情報を簡単に公開・更新できるインターネットのサービスです。

消費者は、米農家さんが「米米サーチ」に掲載した情報を確認して、米農家さんの所に直接買いに行きます。

原則としてお米は玄米のまま販売されますので、購入した消費者はコイン精米所などで自分自身でお米の精米を行います。

この仕組みにより、米農家さんと消費者の間が直でつながり、中間マージンが一切かからなくなります。

もちろん「米米サーチ」は、米農家さんも、消費者も共に無料でお使い頂けるサービスです。

通販では無いので、消費者は車などで買いに行ける方に限定されますが、ご近所で助け合いの精神が発揮されれば、それも乗り越える事ができるでしょう。

米農家さんの情報発信と更新方法

米米サーチでは、米農家さんが簡単に自分の情報を発信できる仕組みが整っています。

農家さんは、スマートフォンなどを使用し、インターネット上の専用ページから、在庫数や価格を簡単に登録することができます。

日々変わる在庫数も簡単に更新する事ができ、販売期間を設定すれば、販売期間終了後は自動的に非表示になります。

これにより、最新の情報がすぐに消費者に届けられるため、消費者は常に最新の情報を確認してから、各お米農家さんのお米の直売所に買いに行くことができます。

消費者の利用手順

消費者は、米農家さんが発信した在庫情報や価格を確認し、直接買い付けに行くことができます。

米米サーチはGoogleマップと連携している為、買い付けに行きたい農家さんのページで、画面右下角のアイコンをタップすると、Google Mapが道案内をしてくれます。(事前に無料のGoogleマップのインストールが必要)

画像の住所は岩手県庁の住所でダミーです。

この仕組みにより、消費者が買いに行ったら在庫切れだった、というリスクを最小限に抑える事ができます。

同時に農家さんにとっても、在庫の問い合わせ対応の負担が軽減されるメリットがあります。

消費者に直売する仕組み

米農家さんは、ご自身が十分に利益が取れて、かつ過剰な負担にならない販売条件をそれぞれ設定する事ができます。(価格、最低購入量など)

消費者は、各農家さんの指定した条件に従って、直接現地で現金で購入する方式となります。

この方法により、発送や複雑な手続き、様々な手数料を省くことができるため、農家さんの負担を最小限に抑えることができます。

米米サーチの今後の展望と期待

米米サーチは、今後ますます多くの米農家さんと消費者をつなげる、地元密着型のプラットフォームとして成長していくことを目指しています。

今後はお米に留まらず、あらゆる農作物に対応したプラットフォームに拡大していきたいと考えています。

多くの農作物が大量生産され、見た目のキレイな物だけが出荷され、莫大な輸送料を掛けて遠くに運ばれ、売れ残ったものは早々と破棄される、このような仕組みには欠陥があると思いませんか。

もちろん様々な課題が絡むため、一言で片づけられる問題ではありません。

ですが私たちは、地元で作られた農作物を、食べれる分だけ買う「地産地消」の取り組みに市民レベルで取り組む事は可能です。

「米米サーチ」がその一助となれればうれしい限りです。

良くある質問

  • Q1. なぜ無料で使えるのですか?
    A. 米米サーチは私個人がボランティアで作成・提供しており営利目的のサービスではないため、無料でご提供しております。そのため、非常に安価なコストで作成・維持されています。

  • Q2. 利用登録が必要ですか?
    A. イタズラ防止のため、直売情報を登録頂く農家さんには、ご利用開始時に利用登録をお願いしております。消費者さん側は登録不要でお使い頂けます。

  • Q3. 農家ですが、登録方法が良く分かりません。
    A. ご案内致しますので、専用フォームからお問い合わせください。

  • Q4. 米米サーチはアプリですか?
    A. 米米サーチは、PWAと言うアプリのような振る舞いをするWebサイトです。アプリをインストールせずにYahoo!やGoogleのような感覚で閲覧や検索して頂く事を想定しています。

  • Q5. 米米サーチはインストールが必要ですか?
    A. インストールしなくても使うことができます。初めて開いた時は画面上部に下の画像のようなバナーが表示されますが、左上のバツボタンで閉じれば大丈夫です。

左のバツボタンで閉じてOK

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