1.集団栄養指導の作り方(新米栄養士向け)
みなさんこんにちは、dietitian-onlineです。
久しぶりの投稿になりましたが、皆さんお元気ですか?
今日は、新米の病院栄養士がビビッてしまう「初めての集団栄養指導」についてお話したいと思います。
思い出せば、20年以上前。
人生初の集団栄養指導のことです。
5組の患者さんとそのご家族を前に、私は緊張しまくっていました。目の前の10名を相手に、心臓はバクバク。
顔も赤らみ、私の全細胞からは、緊張しまくっている新米栄養士のオーラがほとばしっていたでしょう。
それは、妊産婦の栄養指導でした。
妊産婦!!
私、妊娠したことないし。
一応教科書通りにお話ししますけど、その他のことは全く分かりません。
一応、薄いテキストがあるのですが、何を話したか覚えていませんし。
きっとそこにいた妊産婦さんとそのご家族は、明らかに新米の、妊娠経験のなさそうな若い栄養士の話を聞くことになり、時間を無駄にしてしまった気持ちだったでしょう。
今では3児の母である私ですが、初産の時にそんな栄養士にあたってしまったら、フルタイム勤務で多忙でしたし、時間を返してほしいと思ったことでしょう。
嫌な思い出です。
そして2回目の集団栄養指導は、糖尿病でした。
これもまた悲惨でした。
初めに医師の講義が30分ほどあって、そのあとに管理栄養士の講義に移ります。糖尿病の集団栄養指導にも、薄いテキストがあって、それをもとに話すスタイルでした。
医師の講義が始まる前に、患者さんの名前を記載したプリントと共にテキストを配るのですが、新米栄養士、やらかしました。
緊張していた私は、患者さんの名前を記載したプリントの存在を忘れ、いそ
いそとテキストを配ってしまいました。
当然、患者さんの手元には、他の人の名前が記載された用紙が手元にわたっています。
あーーー本当に思い出すだけでいやです。
そこに美しい女医さん登場。
患者さんが口々に、これ、名前が違います、とざわざわし始めます。
私はその時点では、何が起きているのか分からず。
そして女医さんが事態に気付き、私の代わりにとっても冷静に格好よくフォローしてくれました。
配布ミスをしでかした私。
自分の講義が始める前から自分の信用を落とす行為。
20年以上前のことですが、今こんなことをしたらヒヤリハットかインシデントレポートを書かないといけないですよね。
あぁ、思い出したくない。こんな失敗はいくつもあります。
格好悪い失敗ばかり。
でも、まあ、仕方ないですよね。
初めてのことでしたから。
でも、集団栄養指導のやり方をもう少しイメトレしておけば、あそこまでみじめな気持ちで終わることもなかったとも思います。
イメトレもしましたし、テキストを見ながら練習もしたのですが。。。
もっとドーン!!した心構えも必要ですよね。
新米なので、そんなの土台無理なのですが、、、。
・・・
・・・というマインドセットがいけなかったんだたな、
というのはかなり後になってから気づいたことではあります。
電子書籍も見てね!