中途半端な途中
最近は、以前のような過食をしなくなった。
1日に5個も6個もパンを食べたり、
夜ご飯を食べた後にウーバーをして食べ物を詰め込んだり、帰り道に我慢できずお菓子を食べたり、カントリーマームの大袋を一気に食べたり、
そういうことはしなくなった。
けれど、その時の癖が残ってしまった。
胃袋は大きくなったら簡単には戻らないというが、まさにその通りであった。
どんなにご飯を食べてもすぐにお腹が空くし、
夜ご飯の後にラーメンも食べれる。
我慢できるようになったので、食べることはないけれど、食べようと思えば食べれる。
過食気味になって分かったことがある。それはストレスのはけ口を食べ物以外にすることは案外難しいということ。メンタルクリニックに相談に行くと、ストレスを感じた時に食べ物ではなく、他のものへぶつけると良い、きまってそう言われた。
でも、私にはそれができなかった。それができればこんな風になってないよ、と必ず心の中で呟いて、違う病院に行き、また違う病院に行き、と良くなる未来が全く見えず、絶望していた。
前よりも過食はしなくなったけれど、ストレスを感じた時に食べ物へ走る癖?は未だに継続中である。
明日仕事だ、嫌だなと思うと夜中でもお菓子を食べてしまうし、朝からお菓子を食べてしまうこともある。反対に明日から休みだ、とか長期の休みがあると食べたいという衝動が落ち着く。
私はある時を境に過食をするようになった。その原因を覚えていて、そうさせたあの環境には今でも腹が立つ。ひとりの人生をよくない方へと導いたのに、そうならずに生活している人がいる、それが嫌だった。どうしようもできないけれど、今でもそれが嫌なのだ。
会社に入って7キロ太った。過食気味になって人生が絶望へ向かった。太ったことで全てネガティヴになった。何をやっても嫌だった。
今この文章をだった、と過去で書けている。もちろん今でも嫌なことがたくさんあるし、太っていることへの自分への嫌悪も大きい。
けれど、これをどうしようもすることができないと悟った時、しょうがないと思った。
それから、世の中には自分だけじゃないことに気づいた。過食になった人の体験を読み、芸能人の話を聞き、私だけじゃないと分かった。
今は良いとか幸せとか、それは全く書けないけど、まあ前よりはマシにはなったかという感じ。
2023年は幸せになりたい。