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ズボラ腸セラピストの食養生④元気を支えるミネラル

以前だしたこの記事 身体から鉄が消えたあの日
あれがとっても反響が大きくて。

お客さまからあれからしっかり、鉄をとってますと言われるようになりました。鉄もミネラルの一部です。
今日は私の当時の体調のことを振り返りながら、ミネラルの重要性についてお話していけたらと思います。

以前の記事にも書きましたが、高校生だった当時、私に起きていた不調は、こんな感じでした。

  • 貧血(目の前がブラックアウトしてしまうほど)

  • 疲れやすさ(ジョギングがつらいほど)

  • 動悸(地下鉄の階段を上るだけでつらい)

  • 偏頭痛(いつもゴンゴンしてる感じ)

  • 顔が黄色・土色っぽい(友達からは、お化けというあだ名をつけられる)

  • いつも眠たい(授業中はおきていられない)

  • 便秘(これはいつものこと)

  • 生理痛

  • 倦怠感・やる気がわいてこない

特に、やる気がわかない、走れないことが、部活に勉強に青春を謳歌していきたい高校生だった私にとって、本当に毎日涙してしまうほどつらかったです。

仲の良い友達からお化けといわれていたのですが、そうかお化けか~と思って、見た目もつらくなり、おしゃれを楽しめなかったり、撮った写真をすべて削除する!みたいなこともしていました。

これ、いつまでつづくんだろう・・・お先真っ暗じゃん!と思っていました。

これは、ミネラルが足りなかったこと、また身体の仕組みをととのえる環境を用意してあげていなかったことに要因がありました。

本当は、当時の顔が黄色くなっている写真をあげたかったのですが、あまりにも生気がない顔を自分でも嫌いすぎて、ほとんど残しておらず、見つかりませんでした(笑)ごめんなさい🙇‍♀️

そもそもミネラルって?

そもそも、ミネラルとはどんな働きをするものでしょうか?

役割はいくつかありますが、大事な役割は3つ。

①歯や骨、血液の材料になる
②エネルギーがスムーズにつくられるサポート
➂恒常性をたもち、身体の調子をととのえる

①②は、特に解説しなくても大事な仕事をしていることはお分かりになるかと思いますが、➂について、身体の調子をととのえるというのは、字面だけみると簡単なことのように見えてしまいますよね。

ですが、これが本当に難しいことなんです。
色んな環境変化があるなか、身体の状態をつねに一定にたもつことなんて至難の業。

それがミネラルがあるおかげで、身体の変化を一定に、生理機能を保ってくれているのです。

ですが、身体の中でミネラルのバランスが崩れてしまうと、冒頭にあげた私の身体のようにおかしな事態がたくさん発生していきます。

東洋医学とミネラルの関係

東洋医学は、すべてが中庸であること(過不足なく、調和がとれている、極端でない状態)を大事にしています。

ですが、体内におけるミネラルのバランスが崩れることで、身体の恒常性が傾いてしまいます。

中庸を目指せない身体となっていくのです。

また、身体の組織づくりにエラーが起きたり、エネルギーが作られづらくなります。

東洋医学の臓器では、身体のエネルギー源の役割を担う「脾」や「腎」に大きな影響を与えます。

よく脾の弱い人は、口の粘りや顔色が黄色くなる、無性に甘いものがほしくなる、むくむ、便が緩くなる

腎の弱い人は、気力がなくなる・体力がなくなる・耳鳴りがする・冷える、残便感やカサカサ便がでる

なんて言われますが、まさに高校時代の私はそれに当てはまっていました。

日常生活でのミネラルのとり方

人が快適に生活するために必要なミネラルなのですが、実は体内では合成されません。そのため、食事から適量を摂取する必要があります。

現在は加工食品が多く出回っていますし、外食する機会も多いですよね。
私は、加工食品も今も食べますし、外食もします。
便利だし、おいしいですよね!
なので加工食品を否定するつもりは全くありません。

ただ、製造の過程で、本来含まれているはずのミネラルがそぎ落とされてしまっていたり、逆に加工食品に含まれる食塩に含まれるナトリウムばかり過剰摂取されてしまい、本来保ちたいミネラルのバランスが崩れてしまうことも事実です。

ミネラルって難しいのが、バランスが取れていないといけないんです。過剰もだめだし、不足もだめ。

また、必須ミネラル、微量ミネラルという区分があり、それぞれのミネラルに必要とされる量が違ったりもします。

そんな、毎回量を確認しながら摂るなんて難しいし、ストレスですよね。

楽したい!でもミネラルのバランスもとりたい!

そんなズボラ腸セラピストが考える、
現代の食事のなかで、意識したいことは3つ。


  1. 調理しなくてよいものはなるべくそのままいただくこと。皮までたべること。

  2. 自然からとれた原料の調味料を使うこと

  3. 土の中で育つ野菜を積極的にとること


ポイントは自然から取れたミネラルの構成のままいただくことです。

元々人も自然の産物。

人工的に加工され、ミネラルの比率が変わってしまった食事よりも、自然物が必要な要素として蓄えたミネラルを、そのままいただく方が身体にとって負担がないのです。

私の家では、人参も皮のまま食べることや大根も皮も使うことが多いです。
人参は調理せずとも案外そのままいけます(笑)

このズボラめ・・・と思うかもしれません。

でもこれは東洋医学の代表的な原則”一物全体”(生命は、個体全体でバランスを保っており、ひとつのものを丸ごとたべることではじめて栄養をいただけるという考え方)にならっています。

実際に皮の部分にミネラルが豊富に含まれているお野菜はたくさんあります。
玄米も精白していない部分に、ミネラルや食物繊維などの豊富な栄養が残っています。

また、私は生活の中で油、塩、水に気を使っています。(買う時に意識するだけでいいのです!笑 楽してできることって大事!)

基本的に自然からとれたものにこだわり、原材料表示の /(スラッシュ)の後が添加物なので、 / がないものや / のあとが短いものを選びます。

お塩は、人工的に作り出した食塩ではなく、海水をそのまま天日干ししたり、釜で炊いたものを使っています。

少し高いですが、一度買ったらすぐに使い切るようなものではないので、身体のためにできる範囲のことは割り切っています。

土にはミネラル分が豊富なので、そこで育ったお野菜にもしっかりミネラルが含まれています。

以前の投稿にでてきた、切り干し大根をはじめとする根菜、玄米はここでも大活躍。

君たち一石何鳥なんだよ?!
というくらい、重宝します。

まとめ

ミネラルが身体の構成要素となり、整える働きをしている

ミネラルは自然のままいただくことを意識する

根菜、玄米は超超有望選手!

いかがでしたでしょうか。シリーズ化してやっていきましたがこれがひとまず最終回。

回を越えてつながる部分も多かったのではないでしょうか。

人それぞれ体質や環境が違いますし、基本的にこれだけ摂ればいい!というものはないのですが、一般的に不足しやすいものをあらかじめ知っておくことで、それを摂りやすい食材がなにか、そして自分の食生活に案外とれていないものだったりしていないかがわかるものです。

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