ゲーム屋人生へのレクイエム 7話
前回までのあらすじ。知人の子供にゲームクリエーターになるにはどうすればいいのか尋ねられた元ゲームクリエーターが自分の過去を語る。入社試験失敗で遊びほうけてゲーセンをブラブラ彷徨っていたころのおはなし
「駄菓子屋って知ってるかい」
「いえ、知らないです」
「ゲーセンの話をしてたら思い出しちゃったんだけどさ。かつては街のあっちこっちに駄菓子屋があってね。この駄菓子屋っていうのは大抵おばあちゃんがやってる店で、子供を相手に安い菓子を売る商売なのよ。俺もよく学校帰りに通ったよ。