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Dichterhut
2021年5月29日 04:11
むかーしむかし、それは太古むかしの話人々は、天地の大災害、はやり病、人々同士の争いを避けることができず、人々は死に、飢え、苦しんでおったそうな。人々は、明日食べるものさえ平等に行き届かず、不平等が当たり前で、奪い、殺し、蹴落とし、自らの生命を保つため他者を陥れた。それはそれは見るに堪えず、人の世はまるで獣蓄のようだった。そんな折、各々の集落ごとに、聡い者が現れ、彼らを導かんとした。