Dichterhut

TYO/JPN 詩人の帽子 フィクションがリアルに ストーリーがヒストリーに キッズがヒーローに Twitter : @dichterhut_0428 Instagram : dichterhut_0428

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Dichterhut ~詩人の帽子~

はじめまして、こんにちは。 このページにお越しくださりありがとうございます。 僕の名前は、宮加谷 和俊(Kazutoshi Miyagatani)といいます。 ちょっとめずらしい苗字で、WEB調べですが、 全国で40名、広島県に多く内70%は広島にいるようです。 (ちなみに僕は広島の呉出身です。) 僕の身内で約17人くらい知っているので、全国の半分くらいは、 知ってる人だと思います(笑) 今日は、これから始めていこうと考えている、 Dichterhutという活動について説明

    • くろう

      くろうは飛びたかった だがやつには羽はなかった くろうは疲れていた だからやつには休憩が必要だった くろうはやつれていた なぜならごはんを食べていなかったから くろうは寂しかった でもやつが選んだ道だった くろうは死にたかった だがそれは許されなかった くろうは苦労した 生きてていいと許されたかった くろうは苦悩した 右脳も左脳もショートした なにもない、なにもなかった 無になり、為もなく、 そこにあるだけの存在に くろうは今日も地べたを這いずり、じっと動かず、

      • 特に書くこともないが、書いてみた結果

         僕は今、有楽町駅改札前で、コンビニで買ったビールを片手に思案していた。noteという記事を書けるアプリから通知が来て、今日書いたら2ヶ月連続投稿らしく、なんか書いてみるかと思い立ってペンならぬiPhoneを取ろうと思った。  特に書きたいこともないので、心と頭に浮かんだことをただ書き殴ってみようと思う。  先日、友人の結婚式があった。31歳を迎え、第二次結婚ブームが到来している。とても嬉しいことだとは分かりつつ、僕の財布は八つ裂きだ。  その友人の結婚式は、大学同期のもの

        • 柔らかな 寒さを運ぶ 秋風よ

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        Dichterhut ~詩人の帽子~

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          黄泉の帰りに、蘇り、 気がつけば雲の上、 曇天がまるで大地のような、 渦を、戸愚呂を巻いているか 瞬間差した日光線に、 導かれてか、意図してか、 踏み出す一歩に地はなくて、 気づけば、頭が上か?下か? 大きな渦に巻き込まれて、 真っ逆さまに、流されて、 まさに水洗便所のそれのように、 下水に流されどこへゆくかな 天を見て、脚を見ず 今どこで、これからどこに? 今いつで、いつまでに? 今何で、これから何に? 今誰で、これから誰に? 下を向けば脚があるが、踏み出せず、 上

          崩れる音

          崩れる音がする 民主主義も資本主義も 安寧も秩序も 日本も日本人も みんなみんな、 崩れていく音がする 崩れた後はいつだって 混沌と争いが充満する 人間が生まれてこの方、 そういうふうにできている 弱者の怒りと生存戦略は止められない 強者のふりして、既得権益に縋る輩も止められない 大きな流れは変えられない 前回の京王線、今回の奈良 溜まった膿があふれるぞ いよいよくるぞ、混沌が お前はお前をどう生きる お前は彼を彼女をどう守る 大事なものをどう守る 大事なものを

          同じ窓 君と見ていた 夕日色

          同窓会の帰り道、 君は僕の手をとって、 あの頃、いつもの場所に、行こうと言った。 僕は、動揺を隠しながら、少し照れながら、 君に惹かれるままについていく。 あの頃、毎日のように見た夕日は、 今日も変わらずそこにあって、 当時、付き合っていた頃には、 単なる日常だった海に沈んでいく夕日も、 今となっては、幻想にすら思えてくる。 本当にそこにあったはずなのに、 僕の心も体も、確かに覚えているはずなのに。 夕日に照らされる君は、あの頃と変わらない可憐さで、 でも、少し、大人び

          同じ窓 君と見ていた 夕日色

          桜の木 思い出すのは 孤独な吾

          桜の木 思い出すのは 孤独な吾

          貧困による戦争

          地域格差、所得格差、情報格差、 あらゆる格差が社会に貧困をもたらす。 格差があることを知らない、格差があることに気づかない、格差があっても見て見ぬふりをする。 そういった社会が、人が、貧困を生む。 経済的貧困、精神的貧困、肉体的貧困。 貧困は人を狂わせる。 歴史的にみて、戦争は、 貧困から抜け出すための手段に他ならない。 政治的目的を果たす、国益を最大化するための 立派な一戦略である。 そして、国益最大化、政治的目的の背景には必ず、 貧困が影を落とす。 戦争の背景には

          貧困による戦争

          犯罪とは

          犯罪とは 貧困に陥った弱者の 最後の生存戦略であり、 それ以上でも以下でもない 経済的貧困、精神的貧困、肉体的貧困、 あらゆる貧困は選択肢を奪う 貧困は貧困を呼び、悲劇を生むという皮肉な喜劇 悪いのは、犯罪者か、 社会か、彼か、彼女か、あなたか、わたしか 憎むべきは人か、 私と、あなたと、彼と、彼女と、社会が生み出す、貧困か

          連想回帰 僕とそれときみと

          景色を見ると、言葉が浮かび 言葉を書くと、音が鳴る 音を聴くと、心が踊り 心の踊りが、景色を創る 外部の刺激を取り込んで、内部で何かが弾かれ生まれ それは一人で旅をする 空想と現実が入り混じった、 目も当てられないぐちゃぐちゃに、 月の光が差すような それは僕の視界に、 まるで旧友のような面持ちで、 郷愁携え、広がって、 僕を優しく包み込み、癒しと希望を与えながらも、 孤独と理想を押し付ける 僕はそれらを受け止めながら、 今日も一人で旅をする この旅の結末は、誰にも分

          連想回帰 僕とそれときみと

          冬空に 薄く伸ばせよ 巻層雲

          冬空に 薄く伸ばせよ 巻層雲

          夕暮れを 眺めて忘れた 時と飯

          夕暮れを 眺めて忘れた 時と飯

          遊びと いう名の戦場 初夏の園

          遊びと いう名の戦場 初夏の園

          寒空の 下で待つだけ 冷える足

          寒空の 下で待つだけ 冷える足

          さようなら、そして、また、ね

          1人男が立っている。 暗闇の中で。 朦朧とする意識の中で、 彼は光を見た。 あれは、、、? 僕の子どもの記憶? 僕の青春の記憶? 愛する人と過ごした記憶? 親になったときの記憶? 愛する人たちとの、大切な思い出。 記憶が、思い出が、 僕の心を動かしていく。 そして、鮮明に思い出す。 それは懐かしく、温かい、綺麗で、儚く、 寂しく、愛おしい気持ち。 記憶の幻影が光の粒となって、 郷愁と哀愁の漂う悲しくも嬉しい感情とが、 入り混じって、溶け合って、 そうして、僕を、世界の旅

          さようなら、そして、また、ね