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本を読む『嫉妬論』

嫉妬…
もうその感情を持つ機能は喪失した気がする。
生命体としてそれはそれでヤバいんじゃないかって思える。
誰もかれも自分を越えていって自分と同じような輩なんか
周りにいない気がしてもう幾年月経ったろうに。
いや沸々と自分のどこかに隠れているのかもしれない。

フロイトは「他人の幸福が自分の幸福を少しも損なうわけではないのに、他人の幸福をみるのに苦痛を伴うという性癖」と定義している。つまり、嫉妬する者は、自分の利得を最大化しようとしているわけではない。自分が損をしてでも他人の不幸を願うのだ。

嫉妬論  民主社会に渦巻く情念を解剖する より

エグっ

なんでこんな理不尽極まりない欲求をヒトは持つのだろう。
だれも得をしないのに…社会的生物ではないの?なんなの?
比較不可能な格差を生む社会では嫉妬は起こらない…
比較可能な平等な社会でこそ起こるって…
でも嫉妬がない世界ってのも息苦しいのか…
いや嫉妬という感情がプログラミングされていること自体
もうそれバグなんじゃないのか?

神よ…

キリスト教が教える悪徳の最高峰…
それゆえエネルギーも強いものでしょう。

あぁ嫉妬したい!


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