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単なる話術ではない。『超コミュ力』で学ぶ、心を通わせるコミュニケーション

「コミュニケーション能力」と聞くと、あなたはどんな人を思い浮かべますか?流暢に話す人?面白い話をする人?もちろん、それも一つの要素かもしれません。しかし、ロンブーの田村淳さんが書いた『超コミュ力』は、そんなステレオタイプなイメージを覆す、全く新しい視点を与えてくれる一冊です。

本書を読んでまず驚くのは、そこに書かれていることが、まさに私たちがテレビで見ている“あの淳さん”そのものだということ。ドッキリ番組で、たとえ演出だとしても、あそこまで心から楽しそうにできるのは、人に深い興味を持っているからに他なりません。本書は、そんな淳さんのコミュニケーションスタイルが、驚くほど詳細に解説されているのです。思わず笑ってしまうほど、「ああ、確かに淳さんってそうだ!」と納得してしまうエピソードが満載です。

例えば、本書で語られる「相手の話を覚えておく」というテクニック。これは単なる記憶力ではありません。相手に興味を持ち、心を通わせようとする姿勢の表れなのです。些細なことでも覚えていてくれると、人は嬉しいもの。淳さんは、それを自然とやっている。だからこそ、多くの人に愛されるのでしょう。

また、私が特に印象的だったのは、「適切な表情を心がける」という点です。私たちは、言葉によるコミュニケーションばかりに注目しがちですが、表情や仕草といったノンバーバルコミュニケーションも、非常に重要な役割を果たしています。本書では、TPOに合わせた表情の使い分け方など、具体的なテクニックが紹介されており、「ノンバーバルコミュニケーションを意識できる人は、コミュニケーションの上級者だな」と改めて感じました。

本書を読んでいると、淳さんのコミュニケーション能力は、決して天賦の才能などではなく、日々の意識と努力によって培われたものだとわかります。だからこそ、私たちも本書から学び、実践することで、コミュニケーション能力を高めることができるのです。

人とのコミュニケーションに悩んでいる方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。きっと、あなたのコミュニケーションに対する考え方が大きく変わるはずです。

こんな人にオススメ!

  • 人とのコミュニケーションに苦手意識を持っている人

  • もっと良好な人間関係を築きたいと思っている人

  • テレビで見ている淳さんの魅力の秘密を知りたい人


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