ダイエット開始初月は5%の体重変化を目指そう!
こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしています。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。
ダイエッターの人が
”早く成果を出したい”
と思うのは当然のこと。
実際、ダイエット開始後、
”早い段階で大きな変化”が出ると
モチベーションが一気に上がります。
それが、その後の行動継続につながる。
紛れもない事実です。
一方で、急激な変化は、
・体調不良
・ストレス
などでダイエットの中断や
リバウンドにつながるケースも。。。
僕がお客様を指導するときは、
「開始初月でスタート時体重の5%」
の変化が理想的と伝えています。
5%の体重変化で生活習慣病の発症リスクを軽減
「5%の減量」と聞くと、
”ごくわずか”という印象を持つかもしれません。
体重が70kgの人であれば、その変化量は3.5kgだけです。
体重70kg→66.5kgになるだけですからね。
印象として”すごく痩せた”とはならないです。
しかし、オーバーウェイトの人が5%の体重減を実現するだけで、
健康上のメリットを十分に享受することができます。
過去の多くの研究で
・体内総脂肪量の減少
・内臓脂肪の減少
・血圧の改善
・中性脂肪の低下
・血糖値の低下
などが報告されています。
”5%の体重減少”で”最大の健康効果”を得ることができるのです。
厚生労働省の「統合医療」に係る 情報発信サイト:eJIMにも、
海外の事例をもとに同様のことが記載されています。
5%以上の体重変化は停滞期やリバウンドを引き起こす
人の体には恒常性が備わっています。
急激な変化=体の異変=生命の危機
というふうに反応する。
優れた自己防衛機能です。
ことダイエットの場合、この自己防衛機のは、
代謝をコントロールして体重が減らないように仕向けます。
いわゆる停滞期です。
どんな人でも、短期間で5%以上の体重減少すると
停滞期に突入します。
「頑張っているのに、なかなか減っていかない・・・」
と逆にストレスになる場合も。。。。
これが原因で、”キレ喰い”して一気に元の体重に。。。。
最悪、開始時よりも体重が増加したり。。。。
また、極端な減量は、
・肉体疲労/持久力低下
・便秘
・肌荒れ/肌のたるみ
・年齢より老けて見える
・イライラ/ヒステリー
など、健康、美容、そしてメンタルにマイナスに作用する場合も。
適正範囲内で計画的にダイエットを実施することが、
健康で美しく、そしてストレスフリーで
ダイエットを継続するための鍵になります。
だから僕は”5%ルール”で計画していきます。
食べないダイエットはやはりリスク。
もちろんカロリーの過剰摂取で減量は無理。
しかし、単純に”食べないダイエット”は継続困難です。
体調を崩してしまい継続困難になる。
ストレス過多になり継続困難になる。
最悪の場合、リバウンドで結局体重増加に。。。
というリスクがあります。
日常生活を無理なく過ごすためのエネルギー摂取、
そして、必要な栄養素を十分に確保することは必須です。
今、ご一緒しているお客様。
以前は、朝食を抜くことが多く、
1日2食で過ごすことがほとんど。
食べる内容もちょっと糖質過多の傾向。
・1日3食、正しいタイミングで食事をすること
・PFCバランスを考えて食べる量ではなく内容を精査
することで、プログラム開始から1ヶ月で体重の4%減量。
しかも、この減量分は体組成計の結果を見ると、
筋肉を減らすことなく、体脂肪を減らすことで実現。
まさに理想的な変化をされています。
お客様からも
「以前より量は食べている印象なのに、体重は落ちるんですね。」
というお言葉をいただきました。
食事習慣を確立してもらったことで、
・必要な栄養素をきちんと摂取できていること
・1日のサイクルをきちんと回すこと
を実現し、腸内環境や自律神経もうまく機能しているから、
このような成果につながっていると考えています。
まとめ
短期的に大きな変化が出ると、
やはり嬉しいしモチベーションにつながります。
しかし、過度な変化が体調不良やストレスになり、
ダイエットにおいてマイナスに作用することもある。
途中でやめたり、リバウンドしたりしては、
全く意味をなさないですからね。
無理なく健康的に実行していくための、
数値変化(あくまでも体重だけですが。。。)が、
”5%”という基準になります。
「継続は力なり。」
続かないと意味がありません。
また、目標体重を達成した後も、
自分の体型を維持していくためには、
実行した行動習慣を続けていく必要があります。
無理なく継続していくために、
”5%ルール”に準じて、
現実的な目標設定をしましょう。
そうすることで、
・ダイエットの実行期間
・ダイエットの実施方法
が決まってきます。
なぜ、減量が必要なのか。
実現するために何をどのように実行するのか。
どのくらいの期間、実施するのか。
何事も戦略です。