ダイアリー式メンター Haraのラジオ # 27 「ワーキングウーマン 均等法第1世代/老親同居/介護未満 後編 人生の転換期シリーズ #14
ケースの概要
・プロフィール
・テーマ
・目標設定
# 26 前編をご確認ください。
現状のまとめ
メンタリング 初期~中期
・変わっていく親への喪失体験
・親の介護の現実味が帯びたのをきっかけに親孝行したい想いと
また思う存分仕事をしたい気持ちとの葛藤
・大学生のひとり息子の就職活動がうまくいかず
イライラするもの同士ぶつかり合うことも
・冷静に客観的に考えられるようになり、
社会的介護と会社の介護休業・時短制度などについての情報収集と
夫とのコミュニケーションを図る
メンタリング 後期
・認定介護福祉士から介護の全体像、家族として必要な心構えや行動
社会的介護について貴重な情報を得る。自分の認識や想いと実際に
ズレがあることに気づく
・夫とも親の介護と夫婦二人の定年や老後についても、お互いに心の内を
語り合えるようになる
・上司からの助言もあり、さまざまな可能性があること、すべての可能性を
理解した上で納得して自分の人生を選びたいと考えるようになる
・自分としてできることは何かを考え、いずれか一方に偏らず
社会的介護を利用しながら、会社の介護制度を工夫しながら
家族の協力を得ながらの自宅介護にむけて具体的に計画、行動を始める
課題
・親の介護は子どもの責任 vs. 仕事への意欲と責任(対立、葛藤)
・ねばならないの思い込み
・親の介護に関して”同居している娘がいるのに”という周囲からの視線
管理職として会社の介護休業・時短制度を利用することへの周囲の反応
これら思い込みから発生する課題に対して
タイミングを図り、メンターからの効果的な質問は ⇓
質問
効果的な質問
・そんなこと誰が決めたの?
・それでもう終わり?
・完ぺきな人っているの?
質問を受け、なおみさんは内なる声に耳を傾け気づいたことは ⇓
気づいたこと
気づき
・介護という簡単なことではないことをやることと
親への愛情を混同していた(難易度 ≠ 愛情の深さ)
・親を完全にコントロールすることはできない。親の人生であり
自分の人生ではない。自分ができることに専念すべく頭を切り替える
・夫には理解されていない、理解できないとの想いがあり
自分の内面について語らない、語っても仕方ないと思い込んでいた
・上司から「堂々と働けばいい」それくらいの開き直りが後輩に勇気を
与えるとの助言。介護制度など工夫しながら職場では「仕事」に集中する
・親の介護や夫婦の老いも漠然とロードマップを描いてはいたが、事実は
異なり戸惑った。介護、家族、仕事も自分の頭や感情が描いていたもの
・50代になって自分の実感や内的キャリアを重視するようになりキャリア
の「分断/断念」という負に思われることもいずれ成長の糧になるだろう
なおみさんは何を理解し、考え、解消したから大きな気づきや変化を
得たのかは ⇓
3つのポイント
ポイント1 内的キャリア
外的キャリアを決定/選択する基準
内的キャリアは自分にとっての働くことの意味や価値や意義
・なぜその仕事をしたいのか
・なぜその職業を選ぶのか
・なぜその会社で働きたいのか
というときの“なぜ”が内的キャリア
外的キャリアは職種、業種、職業
ポイント2 思い込み
思考のクセ、行動パターンに気づく
思い込みのメカニズム
ポイント3 女性の生き方
「人生の転換期シリーズ 女性編」のテーマ、問い
社会/文化から与えられた女性像や役割からの解放を望む意識や環境が進む
一方、依然としてステレオタイプな女性の役割にしばられる中での選択は
なぜか?
主体性をもって多様な複雑な選択肢の中から納得をした自分の生き方/
ライフスタイルを決めたにもかかわらず、自分とは異なるライフスタイルの他者との関わりや情報によって揺さぶられるのはなぜか?
時代・文化的背景による面が強い
他者のライフサイクルによって影響を受けざるを得ない
個としての自分と他者との関わりの中での自分は明確に分けられるか?
いずれか一方に偏っている場合、自分らしさは明確で安定しているのか?
肯定するのは難しい
等しく重要
重要な他者のために自分のライフサイクルの方向性が変わることも
受け容れ、内的成長の糧にしていけるかどうかが重要なポイント
これからも問い続けていきます
※ ケースの課題や解決策は1つのサンプルであり、すべてを代表するものではありません。
あとがき
個人情報保護などの制約もあり、今のところ、最大公約数的なケースに
とどめることをご理解いただけたら幸いです。
ご自身とは異なる年代やライフスタイルであっても、人生体験や心情と
重ね合わせて視聴してみてください。
人は自分とは異なるひとや、信条と異なるライフスタイルに対して
寛容になりにくい傾向があります。
思い込みが自身の重荷を作り出し、心も行動も不自由にしてしまうことが
少なくありません。
仕事かプライベートか、いずれか一方に偏らず
自分自身がもつ多様性と可能性を信じ、自分らしさを問いながら
つくり、育てていきましょう。
信頼と楽観とともに
生きて。
「あなたが得る幸せの総計は
心の中にもつ自由の総計によって決まる。」
ティク・ナット・ハン(禅僧)
皆さんにとって、何かしらのヒントや気づきやきっかけになれることを
願っています。
with all of my thanks and friendship
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