ダイアリー式メンター 「ライフサイクル論 とメンターとしての実感~ IRL」レビンソン
どの発達心理学でもいえることですが、必ずしも、この流れの通り、発達していくとは限りません。
発達段階を飛ばして、次のステップに進むことや、また前のステップに戻ることもあるので、絶対このような段階を踏むといったような、画一的な考え方は禁物です。
安定期と過渡期が交互にやってくる、レビンソンの発達理論がわかれば、発達課題の問題に出会った時に、参考になる考え方だと思います。
約6分のラジオはレビンソンの「男性のライフサイクル論」をザックリとご紹介します。
・人生の四季(4つの発達段階と3つの過渡期)
・中年期の危機(4つの基本的対立/葛藤)
・アイデンティティの再確定
メンタリングで経験する男女問わずの共通点はアイデンティティの課題です。
青年期にアイデンティティの形成がうまくできないまま、中年期に入り、人それぞれ、ネガティブな現象が起こる傾向が多く見られます。
アイデンティティと聞くと“青臭い”と感じるかもしれませんが、メンタリングでは成人期を通してのインパクトを痛感しており、メンティの内的・外的世界を総合的にとらえ、理解するために有益な概念であると思います。
男女ともにご自身に合わせながら、足し算・引き算しながらご参考にしてみてください。
用語の説明
・メンター=人が学び、成長するためのアドバイザーでありカウンセラー
・メンタリング=タスクの熟達に重点を置くと同時に、仕事面でのサポートを提供していたとしても単に業務上のことだけではなく、メンティの学習能力が向上するように、私的な側面との相関的な点にも双方に重点を置きます。(R.B.ディルツ氏)
・メンティ=メンタリングを受ける人(ご相談者)