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良い文章を書くためのコツ

僕と彼女の物語から引用:つよぽん

大切な言葉に出会った。 「良い文章とは、誰も思わなかったことを書くことではない。 誰もが思いながらも、言葉に出来なかったことを書くことである」

うんうん。 そうだよね。 ついつい誰も思わなかったことを書こうとしてしまいます。 そういう意識が頭をもたげてくるのです。

僕は仕事柄、施設の利用者のお母さんと話をすることがよくある。 そういう時、お母さんが話をしていて言葉に詰まった瞬間、ほんのコンマ何秒の間にすかさず相手が言いたかったであろう適切な言葉を補うようにしている。 頭はフル回転しながら相手の話を聞いている。
すると、相手は僕の言った言葉を使って会話を続けていく。
この間合いが気持ちよくはまると会話は一貫した意味を成しスムーズなものになる。 この技術を持っていると、「この人とは話がしやすい」という印象を持ってもらえる。 逆に、ここで「ちょっと違う言葉」を補ってしまうと相手は怪訝な顔をする。 電話だから相手の顏は見えないが、声の曇り具合いですぐに分かる。 そのずれが大きすぎると「いえ、そういう意味ではなくて…」と訂正されることもある。

新人職員は親御さんからダメ出しが入ることもある。 しかし、感度の鈍い新人職員はそれでも気にせず同じ過ちを続けたりする。 そういう微妙なニュアンスをわかる支援者になってほしいと思う。 と、いささか偉そうなことを書いてみた。 自分も完璧ではないのは百も承知なのだが、こうして自分を戒める意味でもたまにはハードルを上げる言葉を吐いてみるのも必要かと思い、書いてみた。

さて、相手が言葉に出来なかったことを書くことが大事なのは分かった。 それプラスαで、「自分自身が言葉に出来ないこと」を書く課題も自分に課したいものである。 それこそが、いまこうして「noteを書いていること」が有効に働くのではないだろうか。

僕の場合、「日常の中でちょっと気になったこと」をメモしておいて、それについて書き始めて、書いていくなかで調べものをしながら文章を完成させていく。 もちろん完璧には程遠いが、それは実践する中でしか培われないものではないか。 完璧を求めたらいつまでたっても書くことなんてできない。 そう思って、今日も「文章を書く山(略して文章山(ぶんしょうざん)」をテクテク登っているのです。 登ることで足腰を鍛えているつもりです。 いや、鍛えられていると信じています。 ちなみに、僕自身も本を読んでいて自分の心のなかのモヤモヤをすっきりさせてくれる文章に出会うことがあります。 そういう時はかなりその著者の方に感謝の念が生まれます。 そうそう! そういう気持ちなんだよ! よくぞ言ってくれましたね、あんた。 これからあなたの教えてくれた「知の構造」を使わせてもらうよ。 そんな気持ちでその言葉をメモするのです。 まずは「メモすること」から始める、というのが今日からできる小さな行動です。
(2022年2月25日に書いた記事です)



僕と彼女の物語から引用:ひろっち


完璧を求めたらいつまでたっても書くことなんてできない
ほんとうにそうだね。 コツコツ山を登って鍛えるこの工程を楽しみたい。 つよぽんのおかげで、ひろっちも訓練になってると思ってる。本当に仲間ってありがたい😊1人だと、すぐ楽な誘惑に負けちゃうもん。いつもありがと。

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いつもこの場を訪れていただき、ありがとうございます
文章を書く。この行動の先に誰かが読む。に繋がるんですよね。
想像しながら、何かこころがけていることありますか?
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