
2024年は甲辰の年です。どんな目標にしますか? 11月14日 How to Use Objectives 目標の使用法
そろそろ来年度の計画、目標を決めるタイミングではありませんか?今日のテキストは、それにぴったりです。
本文は『 #マネジメント -課題・責任・実践』8章 目標の威力と狙い:マークス・アンド・スペンサー物語 1974年版 上巻 164〜165ページより
さて、#11月14日 火曜日のランチタイムです。
今日の #ドラッカー365の金言 テーマは
#How_to_Use_Objectives (目標の利用方法)
#目標の使用法
ドラッカーは、しばしば成功事例として引用する英小売業・マーク・アンド・スペンサー社が成功した理由の1つは、
「我々の事業は何か。また、どうあるべきか」についての定義を、複数のはっきりした実効の上がる、特定の「目標」にまで具体化したこと
と記します。
掲げた「理念」を「個別具体的な8つの基幹分野の目標に」落とし込み、そして、実行実践することは、シンプルですが、重要なことです。
そして、個別具体的な目標は、個別具体的な8つの基幹分野について設定されなければならないとした。8つの分野とは、
マーケティング
イノベーション
人間組織
財務資源(資本)
物的資源
生産性
社会的責任
利益という必要条件
目標が意図の表明にすぎないのであれば価値はない。目標は「仕事にまで具体化」されなければならない。
これらの分野での目標によって、次の5つのことができるようになる。
①あらゆる範囲に渡った企業現象を、少数の一般的な記述によって組織だてて説明すること
②これらの記述を実際の経験によって検証(テスト)すること。
③果たされなければならない行動を予見すること。
④結果を考慮して得る間に、決定案の健全性を評価すること。
⑤あらゆる階層の経営陣に彼ら自身の経験を分析させて、その結果彼らの成績を向上させること。
目標の利用方法は、
(中略)目標の使い方は、航空便の時刻表や飛行計画と同じである。時刻表では午前9時ロサンゼルス発、午後5時ボストン着であっても、ボストンが吹雪ならばピッツバーグに着陸して天気が収まるのを待つ。飛行計画では高度3万フィート、デンバー経由であっても、乱気流にあえば5000フィート上昇し、ミネアポリス経由に変える。
ボストン着、という目標は決まっている。しかし、天候の変化などが起こったとしても、直ちにフィードバックされて、新しい時刻表と飛行計画が作られて、できるだけ当初の予定に近い形でボストン着、という目標へ到達しようと全職員は努力する。それでいいのです。
目標は絶対のものではなく、方向を示すものである。命令されるものではなく、自ら設定するものである。未来を決めるものではなく、未来をつくるために資源とエネルギーを動員するためのものである。
2024年、甲辰の年です。
あなたと組織にとっていい計画と目標設定がなりますように。
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