顧客に媚びて妥協することはマーケティングではない 10月4日 The Right Compromise 正しい妥協
#10月4日 水曜日。お昼になりました。今日の #収入を増やすための #ドラッカー #NOTEマガジンも #ドラッカー365の金言 から。
今日のテーマは
#The_Right_Compromise
#正しい妥協
今日のテキストも昨日の続き。効果的に意思決定する5原則の3番目です。
正しい妥協とは何か、について、ドラッカーは以下のように記述しています。
この記述から分かる通り、ドラッカーは、ターゲット客の要望に応え、訴求して、どうにかして買ってもらうことをマーケティングとは考えていません。
例えば、2000年代、主に出張や移動の多いビジネスパーソンには、薄くて軽くて充電が長持ちするノートパソコンが欲しいという需要がありました。
ソニー、シャープ、パナソニックなどライバル社も薄型ノートPC市場に参入していました。アップル社も2008年1月16日、MacBook Airを発表して参入。
伝説となったジョブズ氏のプレゼンです。
「封筒からノートPCを出す」という演出が聴衆の度肝を抜きました。
2000年代に入り、ネットワーク速度が速くなり、物理的な機能からクラウドが始まったこともあり、Bluetoothなどのワイヤレス接続機能が強化されたこと、機器の強度、電池の持ち、そして「薄さ」に妥協せず、製品化したことで人気を集めました。この製品は現在も人気を集め、2023年6月5日、初の15インチディスプレイを備えたMacBook Air (15-inch, M2, 2023)が発表されています。
MacBook AirはiPhone同様、絞り込んだ先進的な「薄さ」、そして、ネットワーク機能を充実させたことで、他社PCとは一線を画したデザインがファンの心を掴んでいます。
妥協しないで、自分(社)の思いをかたちにしてみたらいかがでしょうか。思いから形になりつつある直近の面白い事例の1つが百田尚樹さん・有本香さんが始めた「日本保守党」です。
9月1日にツイッターアカウントを開いて2週間で、国内政党でNo1のフォロワー数(25万7千)を獲得、9月30日から党員募集始めて3日で4万人超。党員数は、維新の会、参政、国民民主、社民らを抜きさりました。
政党は、利害関係で始まるのではなく、理念や考え方から始まり、形になっていくことを見ることができました。利権で繋がる既存政党との違いは明らかです。
こうした事例からもドラッカーの考え方が理解できます。そして、彼の考え方を活かし収入増を実現する方法をご紹介します。参考にされたい方は、ハートマーク、フォローもよろしく。コメントもいただけると嬉しいです。それでは、ごきげんよう!
追伸
これと真逆なこと=妥協を強いることばかりをおこない、人を無力感、無気力へと進ませるのが「全体主義者」です。
ドラッカーは、処女作『 #経済人の終わり 』で、1917年第一次大戦敗戦、1919年スペイン風邪流行、1920年戦後の巨額の賠償金請求、1929年世界恐慌による長期的なインフレ、と連続で襲う負の現実に絶望感を抱いたドイツ国民が1930年代にナチスの全体主義へと走った心理を次のように記しています。
そうやって人々を諦めさせ、「飼い慣らさせる」。それが共産主義者、全体主義者がおこなうことです。
ドラッカーは、ナチスが与えるものは極めて不十分なもの=「半切れのパン」と表現しました。文書はこちら↓