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4月6日 Qualities of a Leader リーダーの条件

 今日のテキストは、『 #マネジメント -課題・責任・実践』36章 業績中心の精神(1974年版 下巻 141〜142ページ)、2章 「マネジメント・ブーム」と教訓(1974年版上巻、19〜20ページ)、19章 労働者と労働:理論と現実(同書、405ページ)、23章 人間こそ最大の資産(同書、500ページ)、『 #非営利組織の経営 』第1章 ミッション>ミッションは行動本位(2007年版 2ページ)、第5章リーダーであるということ(同書、50〜56ページ)。

今日も #ドラッカー #365の金言 です。
本日 #4月6日  土曜日のランチタイムです。
仙台は桜が満開といよいよ日本の春爛漫ですね。
テーマは、#Qualities_of_a_Leader
#リーダーの条件

今日の金言は
#リーダーシップとは人のビジョンを高めることである
#行動についての厳格な原則と成果についての高度の基準を確立しともに働く人たちと仕事に敬意を払ってください

さて、つい先日、舌禍騒動を起こした某県知事の訓示です。

「県庁というのは別の言葉でいうとシンクタンクです。毎日、毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいはモノを作ったりとかということと違って、基本的に皆様方は頭脳・知性の高い方たちです。」

某県知事の新人職員訓示より

またメディアに持ち上げられていた「火をつけてこい」と職員をパワハラし続けた市長もいましたね。

彼らをリーダーとして掲げなければならなかった組織は不幸です。
こういうトップの元で働いていると心を病む人が多数発生し、機能不全に陥るからです。

業務が正しく遂行されず、成果があげにくくなるのです。

ドラッカーはこう記しています。

ともに働く人たちと仕事に敬意を払ってください」

「重要なことは、わが子をその人の下で働かせたいと思うかである。その人が成功すれば、若い人が見習う。だから、私はわが子がその人のようになってほしいかを考える」。(「非営利組織の経営」より)

経営陣は、人事に関わる決定において、「誠実さ」が、経営管理者にとって唯一絶対の要件であり、しかも経営管理者に任命されるときに、すでに身につけていなければならない唯一の資質であり、任命後に獲得できるものではないということを理解していることを、示さなければならない。また経営陣は、誠実さが自分達自身にも要求されていることを、示さなければならない。(「マネジメント」より)

また、ドラッカーは、毛沢東、ヒトラー、スターリンを例に挙げ、

重要なのはカリスマ性ではない。

とカリスマ性を謳うリーダーを断罪。

リーダーシップとは人を惹きつけることではない。惹きつけるだけでは扇動者にすぎない。友だちをつくり、影響を与えることでもない。それでは人気取りにすぎない。

そして、リーダーシップを以下のように定義しています。

 リーダーシップとは、人のビジョンを高め、成果の水準を高め、人格を高めることである。

 今や、政治家や首長には、エゴを肥大させた人物的には不適格者が少なくないことがあきらかになってきました。選挙で選ばれる人材は、スクリーニングされるからいいのだ、という理屈がありますが、無関心な有権者が増え、選挙に行かなくなることで、無駄金が使われ、結果的に国民負担率が増大し、国民生活が苦しくなった、それがバブル崩壊後のこの30年間だったような気もします。

ドラッカーは続けます。

そのようなリーダーシップの基盤として、行動と責任についての厳格な原則、成果についての高度な基準、人と仕事に対する敬意を日常の実践によって確認していく組織の精神に勝るものはない。

良い週末となりますように!

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