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一瞬先はハプニング。そのハプニングから物事は転がることも。 8月30日 Finding Opportunity in Surprises 予期せぬ機会の追求

大事なことは、うまくいったかではなく、予期せぬことだったかであるとした。そして、それらの予期せぬことの意味を検討することにした。

今日のテキストより

#8月30日 水曜日 今日も #ドラッカー366 からの助言から経営の突破口を開いていきましょう。

本日のテーマは、

#Finding_Opportunity_in_Surprises (驚きの中に機会を発見すること)
#予期せぬ機会の追求

予期せぬことを重視しなければならない。ところが、報告システムのほとんどが予期せぬことを無視するようになっている。

今日のテキストより

予期せぬ出来事を重視しなければならないと #ドラッカー

2つの百貨店のお話

かつて、ブランド衣料品をメインで販売していたA百貨店とB百貨店がありました。それぞれのオーナーが最近の売り上げを分析してみたら、どちらのオーナーも衣料品よりも家電が売れ始めたことに気がつきました。Aオーナーは「百貨店で家電が売れるのはおかしい」と言って、家電売り場を縮小し、衣料品売り場を拡大しました。Bオーナーは「百貨店で家電が売れ始めた、これはおかしい」と言って、衣料品売り場を縮小して家電売り場を拡大しました。

どちらが成長したか、言うまでもありません。

同じ出来事が起こっていても、オーナーの視点1つでせっかくきていた機会を失うことになりかねません。

あなたには、どう見えているでしょうか?
そして、その出来事が本当は何が起こっているかを理解しているでしょうか?

とある銀行員の住宅ローン獲得の話

 例えば、住宅ローン件数を獲得しようと苦心する銀行員が今回たまたま得た紹介案件があった。普段は、エンドユーザー側からのオファーを受けて住宅ローンを見積もりしていたのだが、今回は、普段は顧みられていない地主からの紹介だった。その銀行は普段地主との付き合いがないため、地主からの紹介は非効率だと無視されていた。

 ところが、今回、とある銀行員は、土地勘もあり、土地売却を求めていた地主のことを良く知っていた。そのため、彼は立て続けにその土地売却からデベロッパーや工務店を取りもち、結果彼が住宅ローンの獲得に成功した。
 このことに気づいた上司は、住宅ローン獲得チームを結成し、彼をリーダーに任命。彼が中心となり川上の地主巡りを実施して、川下のローン獲得を容易にしたという。

「わしが育てた」というコンサルの話

 ところで、自分の場合、コンサルとして特に、企業の成長に寄与できた時、「うまくいったのは、自分の腕が良いからだ」「俺がこの会社を育てた」「俺が売り上げを成長させた」と思ったことがありません。

なぜなら、「自分の研修や指導によって組織が良くなった」のではなく、組織の人たちが自ら気づいて自ら(おのづから)成長した、組織の仲間、上司、お客さん、地域の人達によって気づきを得て良くなったんじゃないか、ということに自覚的だからです。
声だかに「わしが育てた」的なことを述べるのはカッコ悪い、という美意識もあるかもしれません。

そのためか、どうか分かりませんが、ご紹介でないと、組織改善の研修やコンサルに赴くことはありません。今回もとある医療法人さんや金融機関さんからお声がけ頂き、組織改善に取り組んでいます。

 なお、組織改善を希望する経営者の方は、メッセージ頂ければと思います。真剣なお申し出については、折り返しご返信いたします。

今日も読んでくださり、ありがとうございます。
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映画の興収やマーケティングを題材にヒット法則なども探っています。

それでは、明日もお元気で。
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