11月6日 Winning Strategies 戦略の役割
6日 水曜日です。今日の #ドラッカー365の金言 テキストは、1990年、ドラッカー80歳の時の著作、『 #非営利組織の経営 』。手元にある2007年版では、PartⅡ 第2章 成功する戦略 行動志向の戦略 65〜66ページより
第16代米国大統領エイブラハム・リンカーンが言ったとされることわざ、それが。
「Where there is a will, there is a way」
(意思あるところに道はできる。)
強い意思をもって物事に取り組めば必ず成功する、努力は人を裏切らないというような解釈をすることが多いですが、どんなに強い意思を持ってしても、どんなに努力しても失敗することの方が多いのが現実です。
ドラッカーは、今日のテキストで「ブルドーザー=戦略が必要だ」と記しました。
物事を成し遂げるには、戦略が必要だと。
戦略が山を動かす、と。
指示命令ばかりで若手職員が腐りかけているのが、多くの日本の大企業に見られる組織病だと言います。その大組織病を改善するには、どうしたらいいのか?ということで、先日、某金融機関様にて、若手職員を対象に、営業効率化を目的とした会議のファシリテーターとして招かれました。
そこで、従来の問題→解決、というやり方とは違うアプローチをとったことで、半年で、事業創造や改革アイデアが40以上も生まれました。生まれたアイデアは、常務会で承認されたのち、来年度の中期計画で具体的な実施ステップへと上送されることとなっているそうです。
大きな組織で新しい事業への予算と人員を確保して、事業化を進めるのは時間がかかるものですが、本プロジェクトでは、若手職員の意思や意欲を活かすために支店長や上席役職者が協力して、事業化あるいは具体化に向けて協力的に活動されるといいます。
意思は固まった、だが、具体的に実行へ移すスタッフ・予算が無ければ絵に描いた餅となってしまいます。この金融機関さんがプロジェクトの実行まで取り組まれることを期待しています。今日もお読みいただき、ありがとうございました。
サポートもお願いします。取材費やテストマーケなどに活用させていただき、より良い内容にしていきます。ご協力感謝!