資本主義は利潤、利益追求を積極的に評価した唯一の信条だった。だけど、それには約束があったんだよ。その約束を守るべき。 10月18日 Capitalism Justified 資本主義の正当化
#10月18日 水曜日のランチタイムです。
今日は「一粒万倍日」縁起の良い日だそうです。
さて、今日もお昼となりました。皆さん順調ですか?
さて、今日のテーマは
#Capitalism_Justified
#資本主義の正当化
ACTION POINT
#あなた自身とあなたの組織の経済活動が社会的な目的の実現にどれだけ貢献しているかを考えてください 。
#資本主義は利潤を積極的に評価した唯一の信条だった 。
今日のテキストは、ドラッカーのデビュー作1932年に発刊された『「経済人」の終わり』2章 大衆の絶望 より。
「 #経済人の終わり 」は、第一次大戦に敗戦し、巨額の賠償金を負わされ、そこに不況となったことで、ドイツ国内企業の多くが倒産、飢えた失業者が町や路上に溢れ、そこにスペインかぜ流行で、多くの人々が命を落とすという絶望の中、自由と平等を求めた資本主義に絶望し、一時は信じた社会主義・マルクス主義にも救いはない、と絶望し、宗教にも絶望したドイツ大衆が、合理性を手放し、自由も平等も何の意味があるものか、と嫉妬に駆られ、ナチスのファシズムへと流れていく様が記されています。
印象的な文章が以下にありました。
上の「全体主義」をあなたに合わせて、たとえば、「会社」とか「役所」とか「自民党」とか言葉を入れ替えてみると、、、現代の我々を取り巻く状況と非常に似ているものが感じられます。
この「経済進歩は理想社会実現の約束」こそ資本主義が自由と平等の民主主義を支えるポイント。
理想社会=自由平等の実現、だったわけで、その約束を資本家・経営者は、全うしなくてはいけないんじゃないかな。
たとえば、かつて戦後まもない頃、日本経済の発展のために生産性運動の推進が必要、と、経団連の前身、労組の前身らも協力しよう、と
生産性運動の推進には労使の協力が不可欠との設立当時の強い思いを反映して、「生産性運動三原則」(①雇用の維持拡大、②労使の協力と協議、③成果の公正な分配)を掲げて、その実現に向けて動いてきました。
ところが、今や①雇用の維持拡大、②労使の協力と協議、③成果の公正な分配の約束は反故にされたまま。91年バブル崩壊後20年も「氷河期世代」を生み出し、将来を担う若者たちに絶望を与え、企業や組織への忠誠心を失わせ、「熱意あるやる気社員わずか5%」という絶望的な状況が日本企業の活力を奪い、
日本社会の老衰を早めているように感じます。この辺りも、いち早く是正が必要に感じています。
今日のテキストは、スカッとする内容ではありませんが、現在の日本社会が何を価値に置いて動いているのか、社会の価値観・ビジョンは何か、を考え直すテキストになろうかと思います。本文はこちら↓↓↓
ということで、これからも #ドラッカー の考え方を活かし、心豊かに収入増を実現する方法をご紹介します。参考にされたい方は、ハートマーク、フォローもよろしく。コメントもいただけると嬉しいです。それでは、午後からもやっていきましょう。ごきげんよう!